移住者の声(19)都内通勤と子育てを両立。溝口さん家族の「おやま暮らし」

移住者インタビュー19-1

リモートワークと子どもの誕生をきっかけに、移住を考え始めた溝口さん家族。通勤のしやすさや子育て環境を考えながら移住先を探すなかで、たどり着いたのが小山市でした。

移住を決めた当時は育休中で、住まい探しや保育園探しなど準備は慌ただしかったといいます。移住後も変わらず仕事を続けながら、車でのおでかけや地域のイベントにも参加し、「おやま暮らし」を楽しんでいます。

移住を決めた理由や、実際に暮らして感じている小山市の魅力についてお話を伺いました。

リモートワークと子どもの誕生がきっかけに。アクセスの良さを優先して選んだ小山市への移住

溝口夫妻が移住を意識し始めたのは、2020年3月頃のこと。コロナ禍をきっかけにフルリモート勤務となり、「都内に住み続ける必要はあるのだろうか」、「地方に住むのもいいかもしれない」と考えるようになりました。

転機となったのは、2021年に第一子が誕生したことでした。

当時暮らしていた1LDKの住まいでは手狭になり、一時的に都内のより広い住まいへ引っ越しました。その後、第二子も誕生し、家族4人での暮らしを思い描くように。子育てしやすい環境を求めて、本格的に地方への移住を考えるようになりました。

移住者インタビュー19-2小山市内のイベントで子どもと触れ合う溝口さん

移住先の条件として重視したのは、「都内まで2時間以内で行けること」でした。都内でも郊外に住めば通勤に1時間半ほどかかることもあるため、2時間以内を一つの目安として設定しました。距離の近さにこだわるのではなく、新幹線を利用した移動のしやすさなど、アクセスの良さを重視したといいます。

「当初は、熱海や軽井沢のように自然があり、新幹線が停まるエリアをイメージしていました。ただ、観光地は生活の場としてのイメージがあまり湧かなくて。横須賀や大宮、宇都宮、那須なども移住先の候補に挙がりました。」

最終的には、物件価格や通勤距離、生活環境を総合的に考え、小山市に決めたといいます。

「自然豊かな場所で広い家に住みたいという気持ちはありましたが、職場を変えられるわけではありません。だからこそ、アクセスの良さは私たちにとって、とても重要な条件でした」と話してくれました。

「知らないまち」から「暮らせるまち」へ。溝口さん家族の移住準備

小山市には、もともと知り合いが一人もいなかったという溝口夫妻 。そのため、最初から移住先として小山市を考えていたわけではありませんでした。

きっかけは那須旅行の帰り道。東京へ戻る途中、「せっかくだから小山も寄ってみよう」と立ち寄ったお店が「ときのテラス」でした。広い庭で子どもを遊ばせながら過ごせる空間を見て、「都内ではなかなかできない過ごし方だよね」と家族で話したといいます。

「素敵なお店が1つ、2つあるだけでも、そのまちで暮らすイメージが湧きました」それまで小山市のことはほとんど知らなかったものの、この立ち寄りをきっかけに、移住先として意識するようになったそうです。

移住者インタビュー19-3小山市内で開催された移住者交流会「おやまビギナー」参加時の様子

移住の準備は、第二子の育休中に進めました。2023年の夏に物件探しを始め、秋には住まいを決定。その後、保育園の入園申請を行い、2024年4月から子どもたちは新しい園に通い始めました。

「保育園を決めないと復職が決まらない。でも住所が決まらないと保育園も決められない。少しドタバタでした」と振り返ります。

保育園は、通える範囲かつ2人分の枠が空いている園を選ぶことに。当時は見学ができなかったため、電話やインターネットの情報を頼りに決めるしかなく、「園の雰囲気が分かる動画などがあれば安心できたかもしれません」と話してくれました。

「うちは子どもがまだ小さかったので大きな戸惑いはありませんでしたが、子どもが大きい家庭だと環境の変化に不安を感じるかもしれません」と溝口さんは話してくれました。

移動手段についても最初は不安がありましたが、公共交通機関が使えることもあり「すぐに車を運転しなくても暮らせそう」と感じたそうです。

小山市での新しい日常。仕事も子育ても無理なく続く暮らし

現在、ご主人は都内へ週1日ほど出社し、奥様も埼玉方面へ週1回ほど出社や遠方への出張があります。普段は在宅勤務が中心で、保育園の送り迎えも出社日が重ならないよう夫妻で調整しています。

通勤時間は、ご主人が約1時間30分、奥様が1時間弱。急ぎのときや朝の時間に余裕がない日は、新幹線を利用することもあるそうです。保育園の送迎は自転車、雨の日は車、出社の日は駅まで自転車で向かう生活をしています。

休日は近くの公園で遊ぶほか、車で出かけることも増えたといいます。「壬生町おもちゃ博物館」や「佐野プレミアム・アウトレット」、栃木市の「みかも山公園」など、車で30分ほどの距離に子どもと楽しめる場所が多いのも魅力だと話してくれました。

また、小山市内で開催されるイベントにもよく足を運ぶようになりました。「西口まつり」や「コマツフェスティバル」、「おやまビギナー」など、家族で楽しめる催しが多く、「週末に何をしようか」と考える楽しみが増えました。

移住者インタビュー19-4小山市内で開催された西口まつり(2022年撮影)

図書館にも週1回ほど通い、子どもたちと本を借りる時間も大切にしているそうです。移住を機にマイホームに移り住んだことで、家で過ごすことも楽しめているといいます。「気に入った家に住めている」という実感が、日々の暮らしの満足度を高めているようです。

小山市内で 毎年開催されている「ラーメン祭りにも参加してみたい」と、今後の楽しみも話してくれました。

おやま暮らしを考えている方々へのメッセージ

小山市での暮らしをすごく気に入っています。ただ、求めているものによって「ちょうどいい」と感じる人もいれば、物足りないと感じる人もいると思います。

移住を考え始めた頃は「もう少しのんびりした場所で暮らしたい」くらいの気持ちでした。でも候補地や家を絞る中で、自分たちにとってどんな暮らしが豊かなのかを改めて考える機会になりました。

100点満点の場所はなくても、優先順位を整理すれば納得して選べると思います。都会の便利さを求める人には合わないかもしれませんが、少しゆとりのある暮らしや、子どもをのびのび育てたい人には小山は合うんじゃないかなと思います。

移住先の文化を知らずにいくのは不安もあると思いますが、小山市は、移住者にもやさしく、自然と馴染めるまちだと感じています。


この記事を書いた人

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藤本尚彦

一般社団法人カゼトツチに所属。居場所を増やすこと、個人や団体の想いを地域の方々に届けることをテーマに活動中。
「地域の課題に取り組む方々の想いを届けて、協力者を増やしたい!」

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田園環境都市推進課 移住定住推進係

〒323-8686 栃木県小山市中央町1丁目1番1号 6階

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  • 【更新日】2026年3月19日
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