第2回おやま歴ナビ講演会「琵琶塚がつなぐ 地域 歴史 未来」を開催しました!
2026年は、琵琶塚古墳が小山市内ではじめて国の史跡に指定されてから、ちょうど100年目に当たります。
昔から地域で大切に守られてきた琵琶塚古墳を、これからの未来につないでいくため、その歴史を学ぶ講演会を開催しました。

- 開催日 令和8年2月28日(土曜日)
- 会 場 白鷗国際ホール(白鷗大学内、小山市駅東通り2−2−2、JR小山駅東口徒歩1分)
- 講 師 右島和夫氏:1948年群馬県生まれ。現在、群馬県立歴史博物館顧問。
日高慎氏:1968年東京都生まれ。東京学芸大学教授。
小森哲也氏:1955年栃木県生まれ。栃木県考古学会理事。 - 日 程 13時00分〜14時00分 講演1)「摩利支天塚・琵琶塚古墳成立の画期性」講師:右島和夫氏
14時10分〜15時10分 講演2)「埴輪の意味」講師:日高慎氏
15時20分〜16時 パネルディスカッションパネラー:右島和夫氏、日高慎氏、コーディネーター:小森哲也氏
当日の様子

講演1「摩利支天塚・琵琶塚古墳成立の画期性」では、右島和夫先生に群馬県の事例も紹介していただきながら、摩利支天塚古墳と琵琶塚古墳が6世紀前後の時代に、現在の場所につくられた意味について講演をいただきました。
栃木県の事例に限らず、より広い視点から、両古墳の成立の画期性に関する貴重なお話を伺うことができました。

講演2「埴輪の意味」では、日高慎先生にいろいろな埴輪のユニークな造形や、摩利支天塚古墳、琵琶塚古墳、また周囲の飯塚古墳群から出土した埴輪に触れた上で、なぜ、何のために埴輪は作られるのか?の埴輪研究の永遠の課題について講演をいただきました。
ときにユーモアをはさみながらも、鋭い考察を述べられた講演でした。

パネルディスカッションでは、コーディネーターに小森哲也先生をお迎えし、これまで講演いただいたお二人の先生との対談形式で、古墳に関するテーマを深堀りしていきました。
まだまだ謎の残る古墳時代、その研究の面白さが伝わってくるパネルディスカッションでした。
その他、講演会の会場では、琵琶塚古墳に関するメッセージボードの掲示や、同日に販売開始をした摩利支天塚古墳と琵琶塚古墳の御墳印の販売が行われました。
★御墳印は、小山市観光案内所(小山駅西口、ロブレビル1F)で販売しています。
会場内の忘れ物の案内
講演会当日の忘れ物を文化財課でお預かりしています。お心あたりのある方は、文化財課(0285−22−9659)までご連絡ください。
※3月末までお預かりしたあと、警察に届けさせていただきます。
お預かりしている忘れ物:腕時計、三色ボールペン、帽子
おやま歴ナビ講演会とは?
思川をはじめ、複数の河川が流れ、鎌倉時代には鎌倉につながる奥大道、江戸時代には日光と江戸を結ぶ日光街道が通った小山は、水陸両方の交通の要衝として栄えた歴史をもっています。
「おやま歴ナビ講演会」は、そのような歴史から生まれた、魅力あふれる様々な小山の歴史、文化財を広く発信し、多くの方の”マナビ”を”ナビゲーション”する講演会です。
琵琶塚古墳
小山市飯塚にある前方後円墳で、今からおよそ1400年前の6世紀はじめにつくられました。
墳丘長は124メートルを超え、栃木県内では2番めに大きな前方後円墳です。
周辺の摩利支天塚古墳に続く、この周辺地域の2代目の首長のお墓と考えられており、つくられた当時は1,000本もの円筒埴輪が墳丘の上に並べられていました。

【左】現在の琵琶塚古墳(南側から撮影) 【右】今から約100年前の琵琶塚古墳(北側から撮影)
※出典:栃木県編『栃木県史蹟名勝天然記念物調査報告』(第1集、大正15)
国立国会図書館デジタルコレクションより