
会期
2026年9月19日(土曜日)~12月6日(日曜日)
開館時間
午前9時から午後5時(入館は午後4時30分まで) ※小川家住宅は、10月1日より16:00閉室。
休館日
月曜日(9月21日、10月12日、11月23日は開館)、9月24日(木曜日)、25日(金曜日)、10月13日(火曜日)、23日(金曜日)、11月4日(水曜日)、24日(火曜日)、27日(金曜日)
観覧料
一般500円(団体360円)、大高生300円(団体180円)
- 中学生・義務教育学校生以下無料
- 団体は20名以上
- 障がい者手帳をお持ちの方と付添1名無料
無料公開
9月21日(月・祝)敬老の日、11月3日(火・祝)文化の日、11月23日(月・祝)勤労感謝の日
組織
主催:小山市立車屋美術館
後援:朝日新聞宇都宮総局、FMおーラジ、(株)エフエム栃木、産経新聞社宇都宮支局、
下野新聞社、テレビ小山放送、東京新聞宇都宮支局、(株)とちぎテレビ、(株)栃木放送、毎日新聞宇都宮支局、読売新聞宇都宮支局
協力:Maki Fine Arts
INFORMATION
Exhibition title
ITO Makoto Delayed Geometry;Apparatus for Dreaming 2
Exhibition period
Sep.19-Dec.6 in 2026
Closed
Closed every Monday (except September 21, October 12, November 23) and September 24, 25, October 13, 23, November 4, 24, 27
Museum hours
9時00分-17時00分
Admission fee
500 yen for an adult(360 yen for a group), 300 yen for a high school and a university student (180 yen for a group), free of charge for an elementary and a junior high school student
Free of charge for a person with disabilities with presentation the Physical Disability Certificate and one caretaker
Amounts shown in parentheses are group rate(over 20 people)
展覧会の概要
「何を見るんですか?」
子供を通して知り合った親子と、公園で子供を遊ばせながら、たわいもない会話をしている時、「昔、デートで彫刻美術館に行ったけど、何を見たらいいのか分からなかった。」と言う話から出てきた発言です。この問いが、ずっと頭の片隅に残っています。
このデジタルな時代では、大人になるにつれ、「かたち」を作る行為から遠のきます。けれど、世界に触れはじめた幼少期は、素材に触ることからはじまり、積み木、砂場、小石、粘土、ブロック、折り紙など、日々多くの時間を「かたち」を作って過ごします。それは、自分の世界を形作るための過程なのかもしれません。子供の時に夢中で「かたち」を追い求めた時間、子供の作った「かたち」を見るときの軽やかな心持ちに対して、美術館で「抽象彫刻」を鑑賞する時に起こる心理的な距離はいつからできるのでしょうか、それはどこからくるのでしょう。
本展覧会は、いわゆる抽象的な彫刻を作っている伊藤誠の個展です。何をどう見たらいいのか最も分からないものが抽象彫刻かもしれません。
伊藤誠は、先史時代から続く彫刻の歴史の流れにおいて、「かたち」をつくることで、80年代から「彫刻とはなにか?」、彫刻の本質について、独自の観点から追及し続けている彫刻家です。伊藤の彫刻がもつ「かたち」は、日常の中で無意識に行なっている、自動的な認知システムを解除し、新たに世界の認識を作り直します。それは、このスピードと効率を重視する世界において「すぐに答えを出さない訓練」とも言えます。
「かたち」の全容をつかむことが難しい伊藤の幾何学的な抽象彫刻に、近づいたり、離れたり、周囲をまわったりしてみると、見る人それぞれと個別に結びつくイメージや形が浮かんでくることでしょう。それは、現実空間に存在する物体でありながら、経験としての彫刻なのです。
それを、伊藤の言葉に置き換えると『夢を見るための機械』となります。これは、昨年、武蔵野美術大学美術館・図書館で開催された退任展から継続するコンセプトです。今回は、もう一歩、伊藤の追求する彫刻が展開されるような「『夢を見るための機械』を作る方法」を初期から最新作まで50点あまりの作品で振り返り、現地点から、伊藤の活動を紹介する展覧会です。
伊藤誠プロフィール
1955年愛知生まれ。武蔵野美術大学大学院 造形研究科彫刻コース修了。様々な素材を用いた立体作品は、フォーマルでありながら軽やかでユーモアがあり、同時代の彫刻の可能性を体現している。主な展覧会に、「MOTコレクション はじめて、びじゅつ」(東京都現代美術館、東京、2026年)、「遠くの場所」(Maki Fine Arts、東京、2025年)「伊藤誠――夢を見るための機械」(武蔵野美術大学美術館、東京、2025年)をはじめ、数多くの展覧会に参加。
関連イベント
1.対談 伊藤誠×金井直(信州大学教授)
- 内容:かたちを起点に、彫刻について対談を行います。
- 出演:伊藤誠、金井直(信州大学教授) 進行:生井亮司(当館館長)
- 日時:9月19日(土曜日)午後2時~午後4時00分
- 参加費:無料(定員50名、申込みが必要です、先着順)
- 会場:小山市立博物館 視聴覚室(小山市乙女1-31-7)
- 申込方法:「対談 伊藤誠×金井直(信州大学教授)」専用申込フォームから、または電話 0285-41-0968(午前9時~午後5時、休館日をのぞく)
金井直プロフィール
豊田市美術館学芸員を経て、信州大学で哲学・芸術論を教える。2016年あいちトリエンナーレキュレーター。新古典主義、彫刻史、イタリア近現代美術、日本近現代美術について、また、それらが交差する領域について研究。
2.ワークショップ「上を向いて歩こう」
- 内容:伊藤誠の装着型作品《BOAT》の簡易版を制作して、実際に装着をし上を向いて歩く体験を行います。制作した作品は、お持ち帰りいただきます。
- 日時:11月28日(土曜日)午前10時30分~午前12時
- 参加費:500円(定員30名、申込みが必要です、先着順)※小学生低学年以下は保護者同伴
- 会場:小山市立博物館 視聴覚室(小山市乙女1-31-7)
- 申込方法:「ワークショップ「上を向いて歩こう」専用申込フォームから、または電話 0285-41-0968(午前9時~午後5時、休館日をのぞく)

伊藤誠《BOAT:K-13》2013年、ステンレス、アルミニウム、銅、鉄、ゴム、シリコン、エポキシ樹脂、他 Photo:加藤健
ギャラリートーク
- 内容:伊藤誠と彫刻家でもある館長・生井亮司と一緒に作品を鑑賞します。
- 日時:11月28日(土曜日) 午後1時30分~午後2時30分
- 参加費:無料(申込不要、要観覧券)
スタディプログラム
レクチャー「印象派150年記念 モネ、ルノワールを中心に」
- 内容:1874年、パリで絵画の革新を目指す画家たちが「第一回印象派展」を自ら
の手で開いてから150年がたちました。それを記念して印象派の画家を代表する
クロード・モネ(1840~1926)とオーギュスト・ルノワール(1841~1919)をピック
アップし、あらためて世界の美術の流れを変えた印象派の魅力を語ります。 - 講師:島田 紀夫(元ブリヂストン美術館長)
- 日時:10月25日(日曜日)午後1時30分から午後3時
- 会場:小山市立博物館 視聴覚室(小山市乙女1-31-7)
- 参加費:無料(定員50名、申込みが必要です、先着順)
- 申込方法:「印象派150年記念 モネ、ルノワールを中心に」専用申込みフォームから、または電話 0285-41-0968(午前9時~午後5時、休館日をのぞく)
主な出品作品

《手品3》2025年、FRP、ステンレス、鉛

《NYX 3》2007年、FRP

《遠くの場所ー08》2025年、亜鉛鉄板、亜鉛塗料、油彩