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教育長挨拶

更新日:2016年3月31日

酒井教育長

 現在、我が国は、いまだ経験したことのない少子高齢化社会を迎えるとともに、高度情報化、グローバル化が一層進展し、社会の急激な変化の時代にあります。これに伴い、多様化、複雑化する様々な課題に対して、私たちは適切に対応することが求められています。
 教育におきましては、「不易」、つまり、時代を超えても変わることのない価値のある、継続して守り伝えていくべきものと、「流行」、つまり、時代や社会の要請に柔軟に応じ、変化を先取りして適切に対応すべきものの2つの側面があります。様々な課題を抱える現代社会において、これらを的確に踏まえながら、「わがまち小山」ならではの教育実践を進めることが大切であると考えます。

 さて、第7次小山市総合計画では、「一人ひとりの個性発揮・心と体を育てるひとづくり」の中で、教育に係る方向性が示されています。これを受け、小山市教育委員会では、「確かな学力・豊かな心・健やかな体を育む学校教育」を進めるとともに、「豊かな人と地域を創る生涯学習環境」、さらには「多彩で個性ある市民文化と生涯スポーツ社会」の推進に努めてまいります。

 まず、学校教育においては、「生命尊重・人権尊重の教育」を、すべての教育活動の基盤に据えた上で、児童生徒の「安全」、「確かな学力」、「成長」の3つの保証を掲げ、「子どもの瞳が輝き、笑顔のあふれる学校づくり」、さらには「元気なあいさつの響く学校づくり」を目指してまいります。その際、『ほめて 育てる 小山のよい子』のスローガンのもと、子どもの「思いや願い」を大切にしながら、一人一人の「よさや可能性」を伸ばす教育の推進に努めるとともに、子どもたちの努力を「認め、褒め、励ます」ことを大切にした教育活動を推進し、21世紀を心豊かで逞しく生きることのできる人間の育成、さらには、共に支え合う人間関係の構築に努めてまいります。また、「地域と共にある学校づくり」を通して、教職員と児童生徒、保護者や地域住民と共に創る「共創の教育」を推進するとともに、子どもたちに「育力」、つまり「自ら育つ力」、「他者に育ててもらう力」そして「他者を育てる力」を育んでまいります。

 次に、いじめや不登校の未然防止や早期発見・早期解消、特別支援教育、外国人に対する日本語教育、防災教育の充実に努めてまいります。また、小中一貫教育・小中一貫校の推進につきましては、「学びや育ちを『つなぐ』」、「指導を『そろえる』」そして「みんなが『つどう』」をキーワードに、平成29年度からの小中一貫教育の全面展開に向けて、着実に準備を進めるとともに、現在、モデル地区として研究を推進している絹中学区を、「義務教育学校」として、平成29年4月の開校を目指してまいります。そして、教育施設関係では、城南地区の人口増に伴う、新設小学校の建設に向けた準備を進めてまいります。また、グローバル化社会や情報化社会にしなやかに対応できる人間を育成するために、「おやま 英語教育のまち」の推進や、タブレット端末の拡充を進めてまいります。さらに、ユネスコ無形遺産登録「本場結城紬」、ラムサール条約登録湿地「渡良瀬遊水地」など世界的な評価を得ている「ふるさと小山」を愛し、我が国の文化や伝統を誇りとすることのできる人間の育成にも努めてまいります。

 食育関係におきましては、安全・安心な食材による学校給食の提供及び衛生管理の徹底、また、学校給食を文化や健康、そして「ふるさと小山」を学ぶ「価値ある教材」として、「おやま『わ』食の日」や「オール小山食材利用の日」等を通して、小山産農畜産物の活用と日本型食生活の推進に努めてまいります。
 また、学校備品等の充実につきましては、計画的な備品購入や各学校の消耗品費等の予算執行状況等に応じた、適切な予算配当を行い、児童生徒にとってよりよい環境づくりと保護者の負担軽減を図ってまいります。
 さらに、通学路の安全確保に向けては、教育委員会と関係機関で組織する「小山市通学路 安全推進会議」で策定した「通学路交通安全プログラム」に基づき、関係機関と緊密な連携を図りながら、「通学路の安全確保」に取り組んでまいります。

 生涯学習に関しましては、「学んで育む、ひと・まち・絆」のスローガンのもとに「いつでも、どこでも、だれでも」学べる市民のための、生涯学習環境の確立を目指し、条件整備に努めるとともに、関係団体と連携を図りながら、青少年の健全育成のための諸施策を進めてまいります。また、人権講演会などを通した「いのちと人権を大切にする学習の充実」や、市民大学、公民館講座など、「生きがいや楽しみを創造し生活を向上させるための学習の充実」を図ってまいります。さらに、青少年健全育成大会の充実、あいさつ運動や環境浄化非行防止事業の推進にも努めるとともに、放課後こども教室や社会教育指導員による「学びの教室」事業を通して、学校外における学習支援にも取り組んでまいります。

 文化芸術関係につきましては、地域に根ざした“小山らしい文化”を創造するため、様々な活動支援の他、優れた芸術の鑑賞の機会や発表会の充実に努めるとともに、歴史文化の継承・活用や、ふるさと小山の貴重な文化遺産を広く発信できるよう努めてまいります。

 生涯スポーツに係る取組につきましては、「市民ひとり1スポーツ」を目指し、そのための環境整備や条件整備に努め、「スポーツ都市宣言」並びに「スポーツ立市振興計画」に基づいて、「スポーツによるまちづくり」を推進してまいります。特に、「おやま思川ざくらマラソン大会」や「ツール・ド・おやま」、「フォークダンス・フェスティバル」など各種イベントのさらなる充実やプロスポーツ交流事業の推進、「市立体育館」、「フットボールセンター」など、施設整備に努めてまいります。

 歴史文化に関しましては、本市が誇る「小山評定」などを全国に発信するとともに、博物館における小山地域史を中心とした展示会の充実や、国史跡琵琶塚・摩利支天塚古墳整備事業の推進を図ってまいります。
 また、子ども読書活動の推進や、図書館におけるビジネス支援・農業支援サービス事業、電算システムの新たな構築をはじめ、図書館の設備、サービスの充実に努めてまいります。

 以上、各課の主な事業等について申し上げましたが、今後とも、市民の皆様をはじめ関係各位のご協力のもと、本市の将来を展望した教育行政を進めてまいりますので、なお一層のご支援を賜りますようお願い申し上げます。

平成28年4月 小山市教育委員会教育長 酒井 一行

お問い合わせ

教育委員会教育総務課
電話:0285-22-9644 ファックス:0285-22-9650

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