
博物館日記
博物館日記更新しました。博物館での出来事や、講座の様子等を紹介していきます。
2026年6月 本物から学ぶ、驚異の昆虫世界! ―博学連携事業「昆虫教室」を実施しました―
小山市立博物館では、6月〜7月にかけて市内全小学校・義務教育学校の3年生を対象とした「昆虫教室」を実施しています。博物館が収蔵する貴重な昆虫標本のうち、35箱500個体程度を並べ、子どもたちの目の前で「本物」の世界を広げています。

みんなで守ろう!地域の自然と生き物たち
飼育している生き物を外に逃がすことが、地域の生態系にどのような影響を与えるかを伝え、「最後まで責任をもって育てる」ことの大切さを確認しました。これからも、地元の自然と生き物を守ろうとする気持ちを大切にしてもらいたいです。
昆虫たちの「驚くべき能力」に迫る
昆虫たちが厳しい自然界を生き抜くために身に付けてきた「驚くべき能力」を紐解いています。
• 擬態の妙: 「ナナフシ」の枝などに完全に溶け込む姿から、敵の目を欺くための緻密な生存戦略を学んでいます。
• 驚異の身体能力: 「ミイデラゴミムシ」の高温ガス攻撃のような敵から身を守るための様々な攻撃手段について話をすると、子どもたちは驚きの表情で聴き入っています。

命と自然環境を考える学び
外来種の問題や、栃木県内で姿を消しつつある絶滅危惧種の標本について話をしています。単なる「観察」にとどまらず、昆虫たちの命がどのような環境で支えられているのか、そして私たち人間と自然がどう共存していくべきかを考えます。「昆虫たちも子孫を残すために命がけでがんばっている」という言葉に対し、子どもたちは真剣な眼差しで、生命のつながりと自然を守る大切さを感じ取っています。
博物館のコレクションが学校へ飛び出す、一時間の特別な授業。子どもたちの知的好奇心が大きく刺激された、学びと驚きにあふれる時間となっています。
