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概要

広報小山2021年1月号

新年のごあいさつ小山市長あけましておめでとうございます。昨年は、新型コロナウイルス感染症が世界中で広がるという、私たちが今まで経験したことがない事態に翻弄された1年でした。市民の皆さま、どなたにとっても大変な1年だったと思います。小山市としても、市民の皆さまのご苦労を少しでも軽くするための感染症対策の呼びかけから、経済的支援まで幅広く支援してまいりましたが、市民の皆さまにとっては至らぬ点も多かったのではないかと思います。この場を借りてお詫びいたします。新年は、市民の皆さまとともに、ウィズコロナの生活様式を確立させ、ウイルスを必要以上に怖がらずに生活し、経済活動を送れるようにして、少しでも感染症拡大前の普段の生活を取り戻せるよう、尽力したいと考えております。また、私の4つの公約のうち「徹底した市民との対話と連携」ですが、これは、他の3つの公約である「速やかな財政再建」「市民の求める政策の実現」「田園環境都市小山のまちづくり」の前提となるものです。代表的なものとしては、「市民フォーラム」という市民と意見交換をする機会を設けることを考えておりますが、それ以外にも、メール、手紙など様々な形で市民の皆さまの意見を聴き、対話を重ねていきたいと思います。市民の皆さまが求める政策や事業を実現させることのみを目標にするのではなく、皆さまの意見に対し「きちんと答えていく」「説明していく」ことを通じて、意見をキャッチボールしていくプロセスも重視したいと思います。私たちが住む小山市の魅力は、農業、商工業のバランスが良く、市街地の周辺に農地・平地林の田園環境が広がり、そして約3300ヘクタール、その中でヨシ原が約1500ヘクタールの本州以南では最大のヨシ原を有し、日本で一番大きい遊水地、ラムサール条約湿地「渡良瀬遊水地」といった素晴らしい自然に囲まれてゆとりある生活を送ることができる、首都圏でも有数の田園環境都市であることだと考えています。これからの小山市のまちづくりを考えた時に、この魅力を市民の皆さまと共有し、どこかに何かを求めるのではなく、今、足元にあるものを一緒にきちんと見つめていけるような、今までの私たちの暮らしを基礎にすることが「大切」なのではないでしょうか。皆さまとともに、20年後、30年後も、「自然に囲まれつつ、ゆとりを持った生活ができる」ということを、持続可能性のモデルとした小山市の長期的なまちづくりのビジョンを描くことが出来ればと思っています。今春には小山市役所の新庁舎も完成し、市民の皆さまがより利用しやすい市役所に生まれ変わりますが、新しい市役所のもと、市民の皆さまと手を携えてまちづくりを進め、すべての市民の力によって、誰もが小山市を「私たちの故郷」と胸を張って言うことのできるような「まち」にしていきたいと存じますので、本年もどうぞよろしくお願いいたします。結びに、市民の皆さまにとりまして、本年が素晴らしい1年となりますようご祈念申し上げます。2広報おやま2021.1