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概要

広報小山2021年2月号

生まれてから、ずっと小山暮らしの20歳!11月に開催した青少年の主張で新成人部門の発表を行った藤田咲姫さんは生まれてからずっと小山市で暮らしてきた二十歳。青少年の主張では、コロナ禍での心境と今後の目標を披露してくれた。二十歳を迎えての心境今が自分の生き方を決める時なのだと感じました。まだ生き方が定まらない自分に焦りを感じていて…。学生時代のうちに、たくさんの人生経験を積みたいと思っていましたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で全て水の泡となってしまいました。大切にしてきたものが、次々と消えてしまい、激しい閉塞感と虚無感を感じています。コロナ禍での二十歳以前よりも、ニュースなどを見て、死を身近に感じるようになりました。そんな中で、読んだ村上春樹の「ノルウェイの森」の主人公の言葉「死は生の対極としてではなく、その一部として存在している」にとても感銘を受けました。死を生の一部として捉えることは、命の終わりを意識して生きることだと思います。「死」を意識するようになり、どのように生きていくべきかを考えはじめました。ハタチの主張「生きた証」を残したい「死」を意識するようになり、「生きた証」を残したいと思い始めました。私の理想は、古代ギリシャの哲学者ソクラテスの言葉「善く生きる」です。「善く生きる」とは“自分の正しいと思うことを行って生きる”という意味だと解釈しています。「善く生きる」ことを続けていくと、その先に自分の「生きた証」を残すことができるのではないかと考えています。私にとっての「生きた証」が何であるかは、今はまだ探し始めたばかりです。何度も試行錯誤を繰り返しながら、前へ進みたいです。将来の目標は?将来はライターになりたいです。表現することが好きなので。社会で起きていることに対し、自分の意見を持ち、考えを発信していきたいです。多様化した社会の中で多角的に物事を捉える目線を養いたいです。今まで生きてきた中で、最も印象的な出来事は?東日本大震災です。当時は小学校4年生でした。テレビで見た被災地の映像に現実味が湧かなかったです。これは本当に起きた出来事なのかと思いました。子どもながらに自分の無力感を感じました。心のどこかに常に被災地を思う気持ちがありました。「死」を意識する最初のきっかけになった出来事かもしれません。す!にもっと知ってほしいでかわいいので、市民の方とってもロマンチックでので魅力を感じました。他には例がなく、小山市独自のもすが、「下野人形」を流す祭りはす祭りは日本各地で行われていま祭りだと思います!灯篭を川に流参加しました。とっても素敵なお藤田さん:以前「流しびな」に形がた」という伝統工芸品です。事です。使用する人形は「下しも野つけ人ひと形に願いを託し、思川へ流す行「流しびな」はかわいらしい人―小山の夏の風物詩―流しびなハタチが語るおやまのイチオシ広報おやま2021.2 7