広報おやま 2023年8月号

目の前のお客様のために パーカッションを担当している熊倉さん。 パーカッションはドラ ムや鍵盤系など、 多様な打楽器を担当するパート。 様々な楽器 がある中で、 苦手な楽器もあると言います。 「自分はパーカッショ ンとしてみんなのベースになるから絶対ズレてはいけない。 苦手 な楽器も毎日必ず練習するようにしています」 と話します。 トロ ンボーンを担当している矢木さんは 「自主練習の中で自分が苦 手な部分を仲間に確認してもらって自分では気づきにくい部分も 指摘し合っています」 と話します。 楽器を奏でる吹奏楽。 しかし 城南高校吹奏楽部の強さの秘訣は 「演奏前に音のイメージをみ んなで口で発声すること」 だと言います。 迫力ある演奏、 マー チングでは見た目にも楽しい演技ですが、 それらは日々の地道 な練習の積み重ね。 努力の賜物なのだと感じました。 矢木さんはマーチングがやりたくて城南高校に入学したそうで す。 そんな城南高校吹奏楽部の現在の部員は27名。 年々減って きているそうです。 「吹奏楽もそうですが、 マーチングは人数が いないと出せない迫力があります。 たくさんの新入生に入ってほ しい」と話します。 大人数での大迫力の演技、ぜひ見てみたいです。 「コンクールの結果重視で取り組んでいましたが、 地域の方からいただい た励ましのメッセージをきっかけに、 結果も重要ですが “聴いてくださるお 客様に素敵な音楽を届けたい” という想いで演奏するようになりました。 そ うすると、 これまで届かなかった東関東大会で金賞を受賞することができま した。 この “目の前のお客様のために演奏する” という経験は今の客室乗務 員としての仕事にも活かされていると思います。 機内という限られた空間で お客様のために何かできることはないかと表情や会話からお客様が求めてい ることを引き出し、 サービスに活かすように努めています。 その結果、 お客 様に喜んでいただけたときは仕事のやりがいを感じ、 高校での部活動の経験 を活かすことができていると感じます」 と話してくれました。 卒業生 齋藤あかねさん 日々の練習の積み重ね マーチングリーダー 矢木穂香さん 小山城南高校吹奏楽部出身の先輩に当時の部活動の思い出、 現在に活かされていることを聞いてきました。 お 話を伺ったのは現在、 ANAウイングス株式会社にて客室乗務員として勤務している齋 さい 藤 とう あかねさん。 齋藤さんは 高校三年生、 部長を務めているときに東関東大会で城南高校10年ぶりとなる金賞を受賞しました。 当時のことを 「体育会系だった」 と語ります。 練習は筋トレ、 呼吸法の練習からはじまり、 定期演奏会ではお客様に楽しんでい ただくためにダンスの練習もしたと言います。 部員同士たくさん話し合いを重ね、 当時の仲間は一生ものだと話し ます。 そんな齋藤さんの高校時代の経験が現在に活かされていることとは―――。 教えて! 先輩 広報おやま 2023.8 7

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