広報おやま 2023年9月号

柿崎会長が羽川上一自治会の自治会長になったのは、 平成20年、 当時54歳の時でした。 それから15 年もの間、 地域で自治会長を務めてこられました。 また、 自治会長となった2年後には桑絹支部の支部長 になり、 自治会活動へ専念するため、 なんと56歳の時にお仕事を辞められたとのことです。 そのように自治会活動に精力的に取り組まれてきた柿崎会長ですが、 自治会とは、 地域の人々が安全 ・ 安心に暮らせるように、 また、 豊かな暮らしができるようにするため、 存在しているといいます。 会長の羽 川上一自治会では、 新しく引っ越してきた方を対象に説明会を開いたり、 会長自らが自宅を訪問し、 規約 について口頭で説明をするなどの案内をしています。 それは、 地域の中で顔見知りになり、 生活の中の困 りごとなど何かあった際には自治会に相談できるようにという思いからです。 また、 役員でなくても自分た ちが住む地域について提言をしたり、 貢献 ・ 協力していってほしいという思いもあり、 そのためには自治会 を身近な存在として捉えてもらえるよう、 歩み寄っていく必要があるのではないかとも語ってくれました。 会長がここまで活動を続けてきた裏側には、 自らが暮らし、 自分の子どもたちも育ててくれた地域への 恩返しをしたいという思いがあり、 自治会活動についてかたく考えずに、 地域のみんなの自治会なんだと 捉え、 出来る範囲で関わっていってほしいとのことでした。 自治会に加入するか、 最終的に決めるのは自分自身ですが、 それは地域づくりにどう関わっていくかとい う判断でもあると会長はいいます。 柿崎会長のお話は、 地域の中での自らのあり方について改めて考えさ せてくれました。 小山市自治会連合会 会長 柿 かき 崎 ざき 全 まさ 良 よし さん 広報おやま 2023.9 9

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