広報おやま 2023年10月号

ご み の こ と 疑 問 を 解 決 燃やすごみの4割を占める 「生ごみ」。 そのうちの7割は水分が含まれています。 つまり、 「大 量の水を燃やすのにエネルギーを使用している」 ということです。 そこで、 生ごみ処理機を使用 することで家庭から出るごみを減らすことができます。 また悪臭が出にくくなり、 ごみ出しストレス を軽減することもでき、 家庭内のストレスを軽減しながら環境問題の解決に貢献することができ ます。特に電気式のものは手入れが簡単で、これから始めるという方にはおすすめです。 ごみの焼却には、 燃やすごみだけでなく安定的に運転するための燃料も使用するため、 余分に温室効果ガスを排出してしまいます。 リサイクルできるごみを分別することによっ て、 これらを減らすことができ、 また、 新しく製品をつくるために必要な資源を節約する こともできます。 例えば、 新聞紙などの紙製品は再度紙製品としてリサイクルでき、 原 材料となっている木材や紙にするために使用するエネルギーの消費を減らすことが できます。 各家庭から地域のごみ集積所に出された燃やすごみは、 小山広域保健衛生組合の中央清掃セン ターに運ばれ、焼却されます。中央清掃センターでは焼却だけでなく、敷地内に設置されたソーラー パネルや、 ごみの焼却によって高温・高圧熱でつくられる蒸気での発電も行っています。 誰もが関係のある 「ごみ」 のこと。 なんとなく感じている疑問を解決していきます。 令和元年10月、 栃木県により小山市内の100世帯の家庭から出る燃やすごみの内訳に関する 調査が行われました。 その結果、燃やすごみの4分の1を手付かずで廃棄された食品と食べ残し(= 食品ロス) が占めていることがわかりました。 この数字を市内全域で推計すると年間で6,137トン (軽トラック48台分) の食品ロスが出ていることになります。 一人当たりに換算すると市民全員 が毎日お茶碗小盛り一杯分の食品を捨てていることになります。 燃やすごみの削減のため、 小山市、 下野市、 野木町の2市1町で共通して燃やすごみ専用の袋の 機能やデザインなどを検討しています。 令和6年10月の導入 (移行期間開始)、 令和7年4月の 完全移行に向け、 順次説明会を開催しています。 指定ごみ袋制度が導入されると、 これまでの ごみ袋が原則使用できなくなります。 説明会に参加して環境問題について一緒に考えてみま せんか。 水分 食品ロス 燃やすごみ 問環境課 ☎ 22-9286 生ごみ処理機って何が良いの? どうしてごみの分別が必要なの? 食品ロスってどれくらい深刻なの? 中央清掃センターはごみを燃やすところ? 燃やすごみの指定ごみ袋制度はいつ導入されるの? 広報おやま 2023.10 5

RkJQdWJsaXNoZXIy ODQ0MTk3