広報おやま 2024年1月号

小山市長 広報おやま 2024.1 2 新年明けましておめでとうございます。 昨年は、新型コロナウイルスの感染症法上の 位置づけが5月から5類感染症となり、様々な 活動が再開となった年でした。本市においても、 7月には小山の夏の風物詩「小山の花火」を通 常開催することができ、8月には広島平和記念 式典と姉妹都市ケアンズ市への中学生派遣を再 開することができました。 また、「田園環境都市おやま」の象徴の1つ であるコウノトリのヒナが4年連続で誕生し、 小山市内外からコウノトリを一目見ようと多く の方が渡良瀬遊水地を訪れました。 市としては、このような豊かな自然に恵まれ、 田園と都市のバランスのとれた環境を次世代に 継承するため、市民の皆さまとの対話を重視し、 市民参加型の会議を開催した年でもありました。 市制100周年を迎える2054年に「こうあってほ しい」という未来の小山市の姿を描いたものと して、令和6年度中の策定を予定している「田 園環境都市おやまビジョン」を市民の皆さまと ともに作りあげるためのおやま市民ビジョン会 議や、「2054年の小山市を語ろう」をテーマに 開催した小山市民フォーラムなど、市民の声を 取り上げるため対話を重ねてきました。 そのような中、3月には「オーガニックビレッ ジ宣言」を、10月には市と市議会で「ゼロカー ボンシティ&ネイチャーポジティブ宣言」を行 い、田園環境都市おやまの実現に向けた取り組 みを進めてきました。 また、子育て世代への支援として、こども医 療費助成を18歳まで拡大しました。さらに市民 の安全・安心な暮らしのため、本年1月から帯 状疱疹予防接種の助成を開始し、4月からは重 度心身障がい者医療費助成の現物給付化も予定 しています。 今年は、小山市にとって市制70周年という節 目の年になります。これまでの先人たちの労苦 に思いをはせ、これからの未来に向けて、市制 70周年記念式典の開催を10月27日に予定してい るほか、1年間を通じて様々な記念事業の実施 を予定しており、市民の皆さまと一緒に楽しめ る70周年にしたいと考えております。 また、ひとが集う新たな地域活動の拠点とし て期待される、大谷市民交流センター(愛称: あいとぴあ)が5月にオープンの日を迎えます。 愛称に込められた思い「ふれあいの理想郷」と なり、多くの市民に愛され親しまれるよう皆さ まのご支援、ご協力をお願いします。 一方でエネルギー価格や物価高騰などの影響 から国による様々な支援が実施されるなど、不 安定な世界情勢の影響が不透明な状況でありま すが、市民の安全・安心な暮らしを守る施策に 取り組むとともに、引き続き「徹底した市民と の対話と連携」を進め、あらゆる機会でいただ いた意見を取り入れ、住みたい・住み続けたい と思える持続可能なまちづくりを進めてまいり ます。 最後に皆さまにとりましても、本年が素晴ら しい1年となりますようご祈念申し上げます。 新春のごあいさつ

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