広報おやま 2025年2月号

「小さな自慢が、 山ほどあります。」 は、 市内の方も、 市外の方も、 小山市のたくさんある魅力を知って、 このまちを好き になってもらいたい、 との思いを込めて作られたキャッチコピーです。 今回は、 昨年12月8日(日)、 市制70周年記念公演と して5年ぶりに再演された市民オペラ 「小山物語」 について紹介します。 この度は市制70周年という記念すべき年に市民オペラ「小山物 語」に出演させていただき、大変光栄でございました。何より事 故なく無事に本番を迎えることができ本当に良かったと思います。 「小山物語」は生まれ育った小山市への郷土愛を育て、人との繋 がりの大切さを学び、生きる喜びを与えてくれる作品だとあらた めて思いました。関係した方々にとっては、本番までの4カ月に 渡る長い稽古期間に多くの仲間と出会い、協力して作品を作り上 げていくという日常では味わえないエキサイティングな経験をも たらし、鑑賞くださった皆さまには、生の音楽に触れ、人間の声 が生み出すエネルギーを全身で感じていただけたなら、声楽家と してこれ以上の喜びはありません。そして若い世代に引き継がれ 末長く愛され続けることを心から願っております。 × 市民オペラ 小山物語 問文化振興課 ☎22-9662 市制 70 周年記念公演を振り返って 今回の公演では、これまで受け継がれてきた装置や衣装を生 かしつつ、映像や舞踊といった表現を新たに取り入れる試みを しました。今までになかった演出なので、当日驚かれた方も多 かったかもしれません。特に、プロジェクションマッピングを 活用した演出は、舞台を表現する幅が大きく広がり、観客に深 い感動を与えました。伝統を受け継ぎながら、新たな挑戦によ り進化し続ける市民オペラ「小山物語」。既に再演を望む声も 多く上がっています。 新たな挑戦、 進化 背景の山々の陰影や川の流れなど、 随所にプロジェクションマッ ピングが使用されています 全国的にも珍しい市民オペラ 平成16年5月に市制50周年記念の文化事業として初演され た市民オペラ「小山物語」。地方の創作オペラの演目がこれほ どに長く定期的に行われることは、全国的にも稀なことです。 その背景には、多くの市民の皆さまがこの舞台へかける「想い」 があります。昨年の公演にも、出演者・スタッフ・オーケスト ラと各所に多くの市民の皆さまが準備段階から参加し、公演を 成功に導きました。 大きな盛り上がりを見せた 「間々田のじゃがまいた」 のシーン 「小 お 山 やま 政 まさ 光 みつ の妻・泰 やす 子 こ 」役 森もり 朱あけ 美 み さん (ソプラノ歌手・小山評定ふるさと大使) 広報おやま 2025.2 13

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