広報おやま 2025年2月号

現在はとちおとめを主に栽培しており、 昨年からとちあいかにも挑戦し ましたが、 台風の被害もありうまくいきませんでした。 しかし、 失敗を通じ て学び、 次に生かしていく考えです。 今後は、 収穫量や作業量を考慮し、 とちあいかに重きを置く予定です。 昨年の失敗を糧にして、 さらに良い栽培方法を追求し、 広げていきたいと 話してくれました。 関さんは、 収穫量を減らし、 自 分のできる範囲でいちご作りを 楽しむことを心掛けていま す。 疲れないように工夫 し、 いちご以外の趣味 も楽しむ時間を持つよ うにしているそうです。 いちご栽培を長く続け ていくための秘訣なの かもしれません。 近年、栃木県では、新規就農者の増加を目的として、 JAと連携して取り組みを強化しており、 毎年新しい 農家を募集しています。 素人の方も多く、 県の振 興事務所のサポートを受けたり、 農家さんを紹介 してもらって見学したり、 知識を学ぶ機会が多く設 けられ、 相談も気軽にできる環境が整っています。 関さんは、 昨年の8月からいちご部会の部会長 となり、 同じように悩みを抱える新規就農者の相談 にも乗る立場となりました。 今後は、 自分が学んで きたことを次の世代に伝えることができればと話してく れました。 関さんの好きないちごの品種 はとちおとめです。 酸味と甘みのバランスや香 りが特に良く、 おいしいとち おとめは食べた後にバラの香 りがするのだそうです。 関さ んは毎日いちごを食べて糖度 をチェックし、 安定したおいしさ を保つための管理を欠かしません。 挑戦 とちおとめから とちあいかへ いちご栽培のこれから とちおとめの魅力 広報おやま 2025.2 5

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