術を学びやすい環境を作りました。ま た、スタッフ間の連携を強化すること で、若手の医師が新しいスキル・技術 を取得したい時に、気軽に上司に相談 できるようにしました」と島田先生は お話してくださいました。 バトンタッチ 2025年3月で、島田先生は理事長 職・院長職をご勇退され、後任は自治 医科大学教授、佐 さ 田 た 尚 なお 宏 ひろ 先生が務め ます。 「赴任から当初の目的としていた“地 域の人に信頼され必要とされる地域密 着型の急性期中核病院”その一つの段 階にはある程度達することができたの ではないかと考えています。私ができ るのはここまで、これからは佐田先生 にバトンタッチ。佐田先生には、新・ 新小山市民病院を作っていってほしい ですね」と笑顔で語ってくれました。 また続けて「2040年頃に向けて医 療提供体制は新たなフェーズに入らな ければなりません。高齢化がさらに進 み、地域ごとに人口差が激しくなって いくことが予想されます。小山市も例 外ではありません。大学病院や地域の 病院、医師会、行政と連携し、小山市 ならではの医療体制を構築していかな ければなりません」とこれからの地域 医療に関してお話してくださいました。 島田先生のこれから 最後の質問として「ご勇退後にやり たいことはありますか?」と投げかけ てみました。 島田先生は少し考えたあと「私自身 いつ死ぬかわかりませんが、“最後の 人生”はワクワクする人生を送りたい です。今まで仕事では、 医学や医療 の勉強をし、休日は映画や観劇、とき どきは旅行に行っていましたが、どち らかというと受動的に過ごしてきたよ うに感じます。今後はもっと能動的に 過ごしていきたい。新たな世界に飛び 込んでいきたいです」と笑顔でお話し てくださいました。 島田理事長登壇 日時:3月2日(日) 13時~16時 場所:文化センター 大ホール 第11回 小山の医療を考えるシンポジウム 広報おやま 2025.3 7
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