ブックタイトル小山市制施行60周年記念誌

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概要

小山市制施行60周年記念誌

渡良瀬遊水地【写真提供】堀内洋助ヨシ焼きの様子春の風物詩となったヨシ焼きは、貴重な湿地環境を守るため、害虫を駆除するため、ヨシを育ちやすくするために行われます。地域の活性化を図っていきます。多くの人々を本市に呼び込みながら、こういった第2調節池の活用を通じて業を中心とした地場産業の推進」です。の野生復帰」、③「環境にやさしい農ージアム化」、②「トキ・コウノトリ機能の確保を最優先とした「エコミュていきます。活用の3本柱は、①治水する「賢明な活用」を今後さらに進め小山市ではラムサール条約が目的とラムサール条約湿地に登録されました。2012年7月3日、渡良瀬遊水地は植物が166種類も生息しています。「自然の宝庫」であり、絶滅危惧種の動の湿地として貴重な動植物が生息するます。300渡良haを瀬第遊2水調地節は池、と本し州て以有南し最て大い300haで、小山市は約1割にあたる内最大の遊水地です。面積は約3,渡良瀬遊水地は、4県にまたがる国ラムサール条約ラムサール条約は、昭和46(1971)年イラン・ラムサールで採択された湿地保全のための国際条約です。すべての生き物と人間の健康な暮らしに不可欠な湿地を守り、賢明に利用することを目指しています。渡良瀬遊水地は、日光市にある「奥日光の湿原」に続く栃木県内2カ所目のラムサール条約湿地です。Watarase Yusuichi is one of the largest retarding basins in Japan,extending into 4 prefectures. The Second Regulation Reservoirwithin Oyama City has 300ha, which is about 10% of the entire3,300ha area. Watarase Yusuichi, being the largest wetland inHonshu and southward, is a“Treasury of Nature,”abundant withplants and animals, including 166 endangered species. On July3, 2012, the Watarase Yusuichi was designated as a wetland underthe Ramsar Convention. Oyama City is promoting the RamsarConvention goal of“Wise Use”of Watarase Yusuichi.大きな可能性を秘めた渡良瀬遊水地は子どもたちの誇りになるはずです。コウノトリ・トキの舞うふるさとおやまをめざす会会長浅野正富さん良瀬遊水地は大きな可能性を秘めています。周辺の水田ではド渡ジョウなどが生息できるように農薬や化学肥料の使用を抑えた「ふゆみずたんぼ」づくりの取り組みも始まっています。いつの日か、コウノトリやトキが遊水地に飛来することも期待されているのです。市内の小学校では遊水地について学ぶ授業も始まりました。市民と行政がともに守っていく渡良瀬遊水地は子どもたちにとっても大きな誇りになっていくことでしょう。16