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総務常任委員会視察報告(平成30年10月3日から5日)

印刷用ページを表示する更新日:2021年11月16日更新 <外部リンク>

東京都品川区「しながわ防災体験館について」

東京都品川区は、東京都の南東部に位置しており、武蔵野台地の東南部とその東側の低地および埋立地からなっており、人口は、1964年の41万6千人をピークとして減少傾向にあったが、1998年以降増加に転じ、現在38万8千人となっている。
 今回視察した「しながわ防災体験館」は、平成6年に災害の恐ろしさを伝える目的で開館した防災センターを改修費約3億5千万円をかけてリニューアルして、平成28年3月にオープンした施設で、災害時の正しい知識や技術の習得と防災意識向上を目的とした体験型の普及教育施設となっている。英語・中国語・韓国語の多言語に対応しており、訓練用消火器やスタンドパイプを利用して、スクリーン上に表示された火元に対する消火体験ができる「初期消火体験コーナー」、避難行動要支援者を模した人形や車いす等を用いて、スロープや悪路における搬送を体験できる「要配慮者避難誘導体験コーナー」、ビル火災現場からの避難をVR(バーチャルリアリティー)で体験できる「避難体験VRコーナー」等があり、災害の現場で実際に使用されている器具等を用いた体験ができる施設となっている。
 施設の年間利用者は約1万人となっており、町会・自治会や小学校・保育園、事業所等団体での利用が多く、また、利用者の約9割が区内在住・在勤の方となっている。なお、年間の運営経費は運営業務委託費や機械の保守点検費用等で約1,560万円とのことであった。
 担当職員から、しながわ防災体験館の概要及び品川区の防災体制の概要等の説明を受けて、委員からは、しながわ防災学校の実施状況や避難行動要配慮者名簿への登録状況、地域による防災意識の差の有無について等の質疑が行われた。昔からのまちの地区と新たにマンション等が建設された新しいまちの地区における地域の結びつきの差による防災意識の差や、消防団などの防災に関わる人員の高齢化など、小山市の現状と共通する課題も多く、その中で、毎年1万人以上が利用するしながわ防災体験館が、区の防災教育の拠点として果たしている役割は非常に大きいものであると感じた。消火栓使用時の水圧や、人を載せた車いすで悪路を進む難しさなど、災害の現場において役立つ実践的な訓練を行うことの重要性を改めて認識することができた大変参考になる施設であった。

沖縄県豊見城(とみぐすく)市
「東洋経済新報社の全国都市成長力ランキング第1位について」

豊見城市は、人口約6万4千人で、沖縄本島の南西部、那覇市の南に位置している。那覇空港からのアクセスがよく、埋立地である市西部の豊崎地区には、近年大型アウトレットモールの開業や大型マンションの建設もあり、観光客だけでなく、県内外からの移住者が多く、人口が年々増加している。また、市全体が国際物流拠点産業地域として指定されており、立地企業には税制優遇措置がとられている。
 今回の視察項目である東洋経済新報社の全国都市成長力ランキングについては、全国の市区を調査対象として、人口・世帯数・事業所数・従業者数・製造品出荷額等の各指標を用いて各都市の成長力を数値化したもので、豊見城市は15年連続で全国TOP10入りをしており、ここ3年連続で全国1位となっている。
 市担当者の分析では、市西部の海に面した埋立地の豊崎地区が寄与する部分が大きく、当初は工業団地用地として開発予定であったが、観光産業の発展や時代のニーズに合わせて大型商業施設や大型マンションを整備したことにより、多くの人口増・雇用増につながり、税収増にもつながっている。また、小中学校の建て替えや都市基盤の整備のタイミングとも重なったことから、那覇市のベッドタウンとして子育て世代の県内からの移動やリタイヤ世代の沖縄移住のニーズとも合致したことで大きな伸びを見せているとのことであった。
 委員からは、今後の伸びを期待した更なる開発の予定や、将来的な市のイメージについての質疑等があり、担当者からは、今後も伸びは期待できると思うが、豊見城市としては、市域を考慮して人口7万人程度のコンパクトシティを目指していることもあり、これ以上の人口増を想定した大きな開発は予定していないとのことであった。また、現状はとても良い状況であるが、バブルのような状況であるため、冷静にとらえて住みやすいまちづくりを目指したいと考えているとのことであった。
 空港や海といった、小山市にはない大きな観光資源を抱えての発展ではあるが、時勢を捉えた開発や施設整備を行うことで自然と人が集まり大きな発展を継続している都市の事例であり、人と企業を呼び込む施策を展開している小山市にとっても大変参考となる事例であった。また、一方で、発展を続ける中においても、身の丈に合った人口や開発の程度を冷静に捉えている部分があり、併せて参考にすべきであると感じた。

沖縄県うるま市「新庁舎整備事業について」

※台風接近により視察中止となりました。