グッドデザイン賞及びJCOMMプロジェクト賞を受賞しました
小山市では、2018年度から地方創生推進交付金を活用し、おーバスの利用促進に取り組んでおり、この度、この取り組みが、「2020年度グッドデザイン賞」及び「JCOMMプロジェクト賞」を受賞しました。
事業の概要
- 渡良瀬ライン、ハーヴェストウォーク線の新設等
- バスロケーションシステムの導入
- 7割引き全線共通定期券「おーバスnoroca」の導入
- 生活情報誌「Bloom!」1~3号を市内全戸配布
- facebook・Twitterの開設・情報発信
事業の主な効果
- おーバスの利用者数増加
- 定期券をお持ちの方の人数増加
- 学生定期をお持ちの方の人数増加
- おーバスに関するお叱りのメール、電話の減少
グッドデザイン賞の審査員評価
利用者の減少により地方の公共交通機関は維持することが難しくなっている。
廃線となれば、地域の空洞化は避けられない。
そこで「おーバス」は収入が減少しない範囲で値下げし、全線乗り放題、設備投資を抑えるために紙製の定期券とした。
それにより数年で66万人から73万人に増加。
シンプルな施策かもしれないが、とても効果的であったことがわかる。
この取組は日本全国の地域で参考にしていただきたいと思う。
JCOMM実行委員会から
デザイン性に優れたMMツールを含め、完成度の高いMMプロジェクトとして高く評価されました。
またバス運賃の値下げと収入増加の両立が期待できる取り組みであることから、JCOMMプロジェクト賞として選定されました。
その他
JCOMM
日本モビリティ・マネジメント会議(Japanese Conference On Mobility Management)の略称。
会議運営主体の一般社団法人JCOMMは、(社)土木学会の支援を受けて、日本国内に効果的に広範にモビリティ・マネジメントが実施されるよう活動をしています。
モビリティ・マネジメント
渋滞や環境、あるいは個人の健康等の問題に配慮して、過度に自動車に頼る状態から公共交通や自動車などを「かしこく」使う方向へ自発的に転換することを促す、一般の人々や様々な組織・地域を対象としたコミュニケーションを中心とした持続的な一連の取り組みのことを意味します。
JCOMMプロジェクト賞
毎年数多く行われているモビリティマネジメントプロジェクトの中から、特に優れた1~3プロジェクトに授与されるもの。
今年度は、数多くの応募があった中から選ばれたと聞いております。