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人権に関する用語解説

印刷用ページを表示する更新日:2017年10月17日更新 <外部リンク>

あ行

いじめ・不登校等対策チーム

いじめや不登校等の予防や解決を図るための学校支援を行うほか、児童生徒、保護者、教員などからの電話相談にも応じています。

エイジレス・ライフ

高齢者がグループ等で就業、地域社会活動や世代間交流などの社会参加活動を積極的に行うなど、年齢にとらわれず自らの責任と能力において自由で生き生きとした生活を送ることです。

HIV感染者/エイズ

HIV(ヒト免疫不全ウイルス Human Immunodeficiencyvirus)感染者は、HIVの感染が抗体検査等により確認されているが、エイズ(後天性免疫不全症候群AIDS:Acquiredimmunodeficiency Syndrome)の特徴的な肺炎や腫瘍などの感染症を発症していない状態の人のことです。
エイズは、HIVに感染し生体の免疫機能が破壊され、さまざまな感染症を起こしやすくなる病気です。

えせ同和行為

「同和問題は怖い問題であり、避けた方がよい」という誤った意識に乗じ、同和問題の解決を口実に企業や団体、行政機関等に不当な利益や義務のないことを要求する行為のことです。

NPO(Non-Profit Organization)

特定非営利活動促進法に基づき、法人格を取得している団体です。一般的には、社会的使命を持って自発的・継続的に社会的な責任を持って活動を行う組織のことです。

か行

公正な採用選考システム

同和問題など人権問題についての正しい理解と認識のもとに、職業選択の自由及び就職の機会均等を確保するため、栃木労働局が、常時使用する従業員数100人以上の事業所に対して「公正採用選考人権啓発推進員」の設置を勧奨するなど、公正な採用の実現を目指すものです。

高齢者虐待防止ネットワーク

地域包括支援センター等が中心となり、ケアマネジャーやホームヘルパー等の介護サービス事業者、社会福祉施設、医療機関、警察、地域の民生委員などが連携・協力を図ることにより、高齢者虐待に関する相談・通報に対し、実態把握や支援の検討、サービス介入、さらなる虐待の防止策の検討などを行います。

心の教室相談員

中学校を対象に、生徒の悩み、不安等を気軽に話せ、ストレスを和らげることのできるような第三者的な存在として生徒の身近に配置された相談員です。職務は

  1. 児童生徒への悩み相談・話し相手
  2. 地域と学校連携の支援
  3. その他学校の教育活動の支援などを行い、

相談内容によっては専門的機関との連携を図り、必要な処置を講じます。

個人情報の保護に関する法律(平成17年4月全面施行)

個人情報を取り扱う事業者に対し、「適正な方法で情報を取得すること」「一定の 場合を除き、本人の同意を得ないで情報の目的外使用をしたり、第三者への提供をしないこと」などを義務づけたほか、本人による自己情報の開示・訂正の権利を認めています。

子どもと親の相談員

教職経験者、青少年団体指導者、カウンセラーなどを小学校に配置し、児童が悩みや不安を気軽に相談できる話し相手として、また学校と保護者・地域のパイプ役として、不登校や問題行動等の未然防止や早期発見・早期対応にあたっています。

さ行

児童自立支援施設

児童福祉法第44条に基づいて設置される児童福祉施設の一つです。不良行為をなし、またはなすおそれのある児童及び環境上の理由により生活指導等を要する児童を入所させまたは保護者の下から通わせて、個々の児童の状況に応じて必要な指導を行い、自立を支援し、あわせて退所した者について相談その他の援助を行うことを目的としています。

スクールカウンセラー

臨床心理士、精神科医など、児童生徒の臨床心理に関して高度に専門的な知識・経験を有する者を中学校等に配置し、児童生徒へのカウンセリングや教職員及び保護者に対する助言・援助を行います。

ストーカー行為

ストーカー行為とは、同一の者に対しつきまとい等を繰り返して行うことをいい ます。「つきまとい等」とは、特定の者に対する恋愛感情その他の好意の感情またはそれが満たされなかったことに対するえん恨の感情を充足させる目的で、この特定の者またはその配偶者など社会生活において密接な関係を有する者に対し、つきまとい・待ち伏せ・押しかけ・見張り・その他の行為をすることをいいます。

生活相談員

特別な援助を必要とする児童生徒の就学への対応や、児童生徒の学習支援や安全の確保などを行います。

性的指向

人の性愛がどういう対象に向うのかを示す概念のことです。具体的には、性愛の対象が異性に向かう異性愛(ヘテロセクシュアル)、性愛の対象が同性に向かう同性愛(ホモセクシュアル)、性愛の対象が男女両方に向かう両性愛(バイセクシュアル)を指します。

性同一性障害

生物的な性別(からだの性)と、心理的差別(心の性)との間に食い違いが生じ、それによって社会生活に支障をきたす場合をいいます。

性と生殖に関する健康と権利(リプロダクティブ・ヘルツ/ライツ)

1994年にカイロで開催された国際人口・開発会議において提唱された概念で、リプロダクティブ・ヘルツ/ライツの中心課題には、いつ何人子どもを産むか産まないかを選ぶ自由、安全で満足のいく性生活、安全な妊娠・出産、子どもが健康に生まれ育つことなどが含まれており、また、思春期や更年期における健康上の問題等、生涯を通じての性と生殖に関する課題が幅広く議論されています。

成年後見制度

自分の財産の管理や病院、福祉施設等への入退所についての契約を行うことが困 難であるなど、判断能力が不十分な方(認知症高齢者、知的障害者、精神障害者など)を保護し支援する制度です。

世界エイズデー(12月1日)

WHOは、昭和63年に世界的レベルでのエイズのまん延防止と患者・感染者に対する差別・偏見の解消を図ることを目的として、12月1日を「World AIDS Day」(世界エイズデー)と定めました。

世界人権宣言(Universal Declaration of Human Rights)

昭和23年12月の第3回国連総会において採択された人権宣言です。基本的人権を確保するために「すべての人民とすべての国とが達成すべき共通の基準」を定めています。
 法的な拘束力を持つものではありませんが、この宣言により人権を守る動きは大 きく前進し、その後の各国の憲法や人権条約に強い影響力を与えています。

セクシャル・ハラスメント(セク・ハラ)

性的いやがらせのことをいいます。雇用の場においては、「相手の意に反した性 的な言動を行い、それに対する対応について、仕事をする上で一定の不利益を与えたり、またはそれを繰り返すことによって就業環境を著しく悪化させること」と考えられています。

た行

男女共同参画社会

男女が、社会の対等な構成員として、自らの意思によって社会のあらゆる分野に おける活動に参画する機会が確保され、もって男女が均等に政治的、経済的、社会的及び文化的利益を享受することができ、かつ、共に責任を担うべき社会のことです。

地域福祉権利擁護事業(愛称:あすてらす)

認知症高齢者、知的障害者、精神障害者等で判断能力が十分でない方が、地域において自立した生活を送れるよう、契約に基づき、福祉サービスの利用援助、日常的な金銭管理、書類の預かり等のサービスを提供する事業です。

地域包括支援センター

地域住民の心身の健康の保持、生活の安定、保健・福祉・医療の向上と増進のための援助や支援を包括的に担う地域の中核機関です。保健師、社会福祉士、主任ケアマネジャーなどの専門スタッフを配置し、相談や支援に応じます。

特別支援教育

障害のある幼児児童生徒の自立や社会参加に向けた主体的な取組を支援するという視点に立ち、幼児児童生徒一人ひとりの教育的ニーズを把握し、その持てる力を高め、生活や学習上の困難を改善または克服するため、適切な指導及び必要な支援を行うものです。

ドメスティック・バイオレンス(DV:Domestic Violence)

配偶者やパートナーなど、親しい間柄にある者、またはあった者からの身体的暴力のほか精神的暴力(セックスの強要など)等、心身に有害な影響を及ぼす言動を指し、被害者の人権を著しく侵害する行為のことです。

な行

認知症

大人になる過程で身に付けてきた記憶、判断、言語などの精神機能が、脳血管障害やアルツハイマー病などにより次第に低下し、自分らしい暮らしを自立して行うことが困難になっていくものです。

ノーマライゼーション

障害者の生活をできるだけ一般の市民と同様な生活に近づけること、さらに障害 のある人もない人も共に生きる社会が本来の社会であり、そのような社会づくりを目指していこう、という考え方のことです。

は行

バリアフリー

障害のある人にとって社会生活をしていく上での障壁(バリア)となるものを除 去するという意味です。段差等の物理的障壁の除去をいうことが多いが、障害をもつ人の社会参加を困難にしている社会的、制度的、心理的なすべての障壁の除去という意味でも用いられます。

パワーハラスメント

役職などが上層の者が下層の者に対して、その地位を利用して嫌がらせをするこ とと考えられていますが、専門力を利用すれば、部下から上司へ、あるいは同僚から同僚へ、年上の後輩から年下の先輩へ、年上の同僚から年下の同僚へも起こりうる場合があります。セクシャルハラスメントと違い、パワーハラスメントは性別にかかわらず起こります。

ハンセン病

明治6年、ノルウエーの医師ハンセンが発見した「らい菌」によって起 こる感染症で、遺伝病ではありません。感染力が極めて弱い病気で、菌に対する抵抗力が弱いときや、たくさんの菌に繰り返し接触しなければ、うつることはありません。患者の末梢神経や皮膚をおかす病気ですが、発病しても自然に治ることもあり、昭和18年に「プロミン」という治療薬がこの病気によく効くことが報告されて以来、完全に治る病気となりました。

ハンセン病を正しく理解する週間

厚生労働省は、ハンセン病に対する正しい知識の普及に努め、ハンセン病療養所入所者等の福祉の増進を図ることを目的に、病気の予防と患者の救済に特別の関心を寄せられた貞明皇后のご誕生日である6月25日を含めた週の日曜日から土曜日までを「ハンセン病を正しく理解する週間」として、各種啓発活動を実施しています。

ピアカウンセリング

「ピア」とは 仲間という意味で、ピアカウンセリングの考え方は、同じ背景を 持つ人同志が、対等な立場で時間を対等に分け合って、話しを聞き合うことで、精神的サポートや情報提供などを行います。

被害者支援センターとちぎ(社団法人)

犯罪等の被害者及びその家族・遺族に対して、精神的ケアを行うとともに、社会 全体の被害者支援意識の高揚を図ることにより、被害の回復や軽減に役立てることを目的に設立された団体です。電話・面接相談や法定・病院等への付き添い、広報・啓発活動を主な活動としています。

犯罪被害者等基本法(平成17年4月施行)

犯罪被害者等の視点に立った施策を総合的・計画的に推進し、その権利利益の保護を図ることを目的に施行されました。この法律に基づき平成17年12月「犯罪被害者等基本計画」が閣議決定され、今後実施または検討すべき258項目の施策が盛り込まれました。

プロバイダ責任制限法(平成14年5月施行)

インターネット上に人権を侵害する書き込み等がされた場合に、被害者からの削 除要請を受け、サービスプロバイダやウェブサイトの運営・管理者が問題となる情報を削除しても「表現の自由の侵害」についての責任を問われない場合を規定しています。また、被害者に対して発信者に関する情報の開示請求をする権利を与えています。

ホームレス

都市公園、河川、道路、駅舎その他の施設を故なく起居の場所とし、日常生活を 営んでいる者のことです。

や行

ユニバーサルデザイン

すべての人にとって使いやすいように意図して作られた製品や空間、サービスをデザインすることです。

要保護児童対策地域協議会

要保護児童の早期発見及びその適切な保護を図るために、関係機関の従事者が情 報を共有し、適切な連携のもとに対応していくため設置された協議会です。児童虐待に関する情報交換並びに関係機関の連携及び協力の推進、要保護児童対策を推進するための広報・啓発活動、要保護児童の適切な保護に関する協議などを行います。