地球温暖化対策に関する地方公共団体実行計画
小山市環境保全率先実行計画(事務事業編)
概要
小山市では、平成10年3月に「小山市環境基本計画」を策定し、環境施策の総合的・計画的な推進を行ってきました。
しかし、今日の多様な環境問題を解決していくには、市・市民・事業者がそれぞれの立場で、省エネルギーや省資源等の環境に配慮した行動をしていくことが重要となります。
そこで、市役所が事務事業を実施することによる環境負荷を低減する取り組みを推進するため、「小山市環境保全率先実行計画」を平成13年12月に策定しました。
平成19年12月と平成25年3月には計画を改訂し、現在は第3次計画の計画期間中となっております。
第3次小山市環境保全率先実行計画 [PDFファイル/1.36MB]
計画の対象施設
- 庁内及び出先機関、市の公共施設、市の設備等すべてが計画の対象です。
- 指定管理者に施設管理や運営を委託している施設も含まれます。
- 新規施設の設置があれば、計画の対象に加えます。
- 既存施設の廃止や民営化があった場合には、計画の対象から外します。
計画期間
平成25年度から令和4年度までの10年間。
計画の期間の延長について
第3次小山市環境保全率先実行計画は、当初、平成25年度から令和2年度までの8年間とし、平成22年度を基準年として、令和2年度を目標年と定めていました。しかし、令和3年5月に本庁舎が新庁舎に移転するため、今までとはエネルギー使用量が大きく変わりますので、現在の第3次計画の計画期間を令和4年度まで2年間延長し、新庁舎のエネルギー使用量の実績値を収集し、新庁舎の実績を踏まえて令和5年度に改定を行います。
計画の目標
第3次計画では、平成22年度を基準年として温室効果ガス排出量を10%削減する目標を定めています。
取り組み結果
令和2年度の取り組み実績を報告いたします。
基準年比較対象施設における温室効果ガス総排出量は、10,397t-CO2で平成22年度(基準年)と比較して20.0%削減し、
目標を達成しました。
全対象施設における電力使用量は、25,573,237kWhでした。
1世帯(4人家族)の1年間の電気使用量が約4,800kWhですので、およそ5,300世帯分の電気を使用していることになります。
項 目 | 実績値 ( 全 体 ) | 実績値(基準年比較) |
---|---|---|
電気使用量 | 25,573,237kWh | 19,548,436kWh |
都市ガス | 637,104立方メートル | 244,999立方メートル |
LPガス | 83,527立方メートル | 71,563立方メートル |
灯油 | 159,877L | 122,469L |
重油 | 4,300L | 4,300L |
ガソリン | 64,379L | 62,192L |
軽油 | 7,017L | 7,017L |
温室効果ガス | 14,480t-CO2 | 10,397t-CO2 |
詳細につきましては、年次報告書をご覧ください。
小山市地球温暖化対策地域推進計画(区域施策編)
概要
産業革命以後、世界では化石燃料使用量の増加に伴って温室効果ガス排出量も増加し、それは地球温暖化の進行だけでなく、異常気象の発生や生態系にも悪影響を及ぼしています。
これに際して、「豊かな自然・文化・歴史を次代に引き継ぐことは重要な責務である」という認識のもと、小山市では平成19年2月に「小山市地域省エネルギービジョン」、平成21年2月に「小山市地域新エネルギービジョン」を策定することで、『水と緑と大地』の豊かさを次代へ継承する取り組みを行ってきました。
しかし、平成23年3月の東日本大震災によって発生した原発事故で火力発電の比率が上昇したことや、発展途上国におけるエネルギー需要の増大等の情勢変化を踏まえ、対応をしていくことが必要となりました。
そこで平成25年3月、前掲の省エネルギービジョンおよび新エネルギービジョンを統合する形で「小山市地球温暖化対策地域推進計画」を策定し、市民・事業者・市民団体・研究機関等の多様な人材が一体となって循環型社会の形成を推進しております。