10月は里親月間です
それぞれの事情で親と離れて暮らす子どもたちが、日本には約4万6千人います。そうした子どもたちを保護者に代わって公的に育てる仕組みを社会的養護といいます。里親は、乳児院や児童養護施設等と同様に重要な担い手の一つです。
里親制度とは
里親制度とは、社会的養護を必要とする子どもたちのための制度です。里親は、要保護児童等を温かい愛情と正しい理解をもって自らの家庭に迎え入れ、成長をサポートし、養育する役割を担います。
里親の資格要件
- 児童の養育についての理解と、熱意、児童に対する豊かな愛情を有していること
- 経済的に困窮していないこと
- 必要な研修を受講していること
- 欠格事由に該当しないこと
里親の種類
1.養育里親:様々な事情で本来の家庭で生活できない子どもを一定期間養育する里親。ショートステイや週末里親等、
数日間の養育を担う役割もあり。
2.専門里親:虐待を受けた子どもや非行等の問題を有する子ども等、専門的ケアを必要とする子どもを養育する里親。
3.養子縁組里親:養子縁組によって養親となることを希望し、縁組されるまでの期間子どもを養育する里親。
4.親族里親:実際に養育できない状態となり扶養親族等が養育することがふさわしいと判断され、子どもを養育する里親。
里親への支援
子どもが委託されると、里親手当のほか、子どもの養育に必要な生活費、教育費、医療費等が支給されます。
里親になるまでの流れ
1.問い合わせ・相談:まずは、児童相談所または、栃木フォスタリングセンターにご相談ください。
2.研修の受講:定められた研修(講義、実習)を受講します。
3.申請:研修を修了したら、管轄の福祉事務所へ申請します。
4.調査及び認定・登録:児童相談所の職員が家庭訪問し、調査を行い審査後、認定されると里親名簿に登録されます。
5.委託:子どもにとって最適と思われる里親家庭に、面会、外出、外泊等をし、委託されると子どもの養育が始まります。
お問い合わせ
栃木フォスタリングセンター 電話 028-612-6970
栃木県県南児童相談所 電話 0282-24-6121
参考
