2歳未満の子どもにマスクを使用するのはやめましょう
乳幼児のマスク着用には危険があります
次のようなマスクによる危険性が考えられます。
◆呼吸が苦しくなり、窒息の危険がある
◆嘔吐した場合にも、窒息する可能性がある
◆熱がこもり、熱中症のリスクが高まる
◆顔色、呼吸の状態など体調異変の発見が遅れる
特に2歳未満の子どもでは危険が高まると考えられています。
2歳以上であっても、乳幼児がマスクを着用する場合は、保護者や周りの大人が注意することが必要です。
乳幼児は、正しくマスクを着用することが難しいため、感染の広がりを予防する効果はあまり期待できません。また、ベビー用等小さいマスクの型紙紹介、販売等がなされていますが、乳幼児へのマスク着用にはマスクの大きさに関わらず危険があります。十分注意しましょう。
世界の新型コロナウイルス小児感染症からわかってきたこと
世界の新型コロナウイルス小児感染症から、次のような点がわかってきました。
- 乳幼児が感染することがある
- 乳幼児から大人に感染することもある
- 乳幼児の中でも、特に、持病があるお子さんは重症化することもある
- 学校、幼稚園や保育所におけるクラスター(集団)発生もある
乳幼児にも感染リスクがあることから、感染対策は大切です。
基本的な感染対策を
感染の広がりの予防はマスク着用だけではありません。
保護者とともに集団との3密(密閉、密集、密接)を避け、人との距離(ソーシャル・ディスタンス)を保つことも大切です。
<参考>
公益社団法人 日本小児科学会 「乳幼児のマスク着用の考え方」
http://www.jpeds.or.jp/modules/guidlines/index.php?content_id=117<外部リンク>
厚生労働省 「お子さまが新型コロナウイルスに感染した際の対応について」
https://www.mhlw.go.jp/content/000883759.pdf<外部リンク>