開運のまちおやま 第8回 酒蔵まつり2023
開運のまちおやま 第8回 酒蔵まつり2023~小山市自慢の地酒が集結~
清流思川が市の中心を流れ、日光連山の伏流水に恵まれた小山市は、美味しい米の産地であることから、古くから酒所として知られていました。それら資源と熟練の技術により、市内の酒蔵5社が美味しい酒を造りだしています。市内外の多くのファンに愛される5蔵のお酒が一堂に集まるこの機会に、各蔵自慢の芳醇なお酒をお楽しみください。また、ご家族でお楽しみいただけるよう、おやまブランド等飲食店の出店、ソフトドリンク等の販売も行います。
【日時】
6月10日(土曜日) 12時00分~18時00分
6月11日(日曜日) 12時00分~17時00分
【会場】
小山御殿広場: 小山市中央町1丁目1-1
◇ 公共交通機関でお越しの場合
JR東北新幹線・宇都宮線・両毛線・水戸線
小山駅下車、駅西口から祇園城通りを西へ徒歩約8分
◇ お車でお越しの場合
東北自動車道佐野藤岡ICから約30分。市役所駐車場をご利用ください。
※車を運転する方の飲酒は固くお断りします。公共交通機関でお越しください。
【備考】
- 両日とも雨天決行
- お酒の販売はチケット制のため、会場にてチケットをお買い求めください。(1枚 100円)
- 当日は、100円(チケット1枚)でグラスをお買い求めください。
- 酒類の値段は銘柄により異なります。一杯200円(チケット2枚)~1,000円(チケット10枚)まで、幅広い商品をご提供する予定です。
【主催・後援・協賛】
主催: 小山酒造家組合
後援: (一社)小山市観光協会
協賛: 小山ブランド創生推進協議会
【お問合せ】
(一社)小山市観光協会
【住所】 〒323-0023 栃木県小山市中央町2-2-21
【電話番号】 0285-30-4772
前売り券の販売
お得な前売り券の販売を行っています。価格は11枚綴りで1,000円です。なくなり次第終了となるため、お早めにご購入ください。取り扱い店は以下の通りです。
- 蔵元5社 (三福酒造・若駒酒造・小林酒造・杉田酒造・西堀酒造)
- 道の駅 思川
- 小山商工会議所
- 小山市おもいがわ商工会
- (一社) 小山市観光協会
- まちの駅 思季彩館
日本酒をより楽しむための豆知識
清酒(日本酒)のラベルには様々な情報が含まれ、商品を選ぶ際に混乱してしまうという声を聞きます。奥深い日本酒の世界を存分にお楽しみいただくため、清酒に係る豆知識を紹介します。
発酵とは
アルコールを得るには、(1)酵母、(2)糖の2つが必要になります。酵母は、糖をエサとして増殖し、その過程でアルコールと炭酸ガスを作り出します。清酒では、米麹の酵素の力を借りて、お米のデンプン質を糖へと変換させ、それを酵母が食べることでお酒ができます。また、酵母はお酒の香りに深く関わる要素であり、香りの立つものから穏やかなものまであります。
清酒のアルコール度数
市販されている清酒の多くは、加水され、15度前後に調整されています。これは搾った直後のアルコール度数が高いためで、約20度というお酒も存在します。度数が高いと呑み続けづらいため、加水処理を行います。また、近年醸造技術の向上に伴い、あえてアルコール度数を抑えた仕込み方法が見いだされ、既に商品化に至っている蔵元があります。
甘い・辛い
お酒の甘さ、辛さを示す数値として、「日本酒度」があります。これは清酒と水との比重を比べたもので、値がマイナスになるにつれ甘く、プラスに進むにつれ辛くなります。しかし、日本酒度がプラスであっても、香りが際立つお酒を甘く感じることもあり、あくまでも目安として捉えている側面があります。
精米歩合とは
精米歩合は、お米をどれくらい削って醸造したかを示しています。つまり、精米歩合60%と記載されていた場合、お米の外側40%を削りとった、という意味になります。食米ですと、約90%前後の精米ですが、日本酒造りではさらに削り、お米の外側に多い「タンパク質」や「脂質」などを取り除きます。前述の物質が多く含まれると雑味の原因となってしまうためです。しかし、近年は、商品の多様化に伴い、あえて削らないお酒が存在し、こちらも人気を博しているようです。
清酒の分類 ~ 特定名称酒 ~
清酒は大きく8種類に大別されます。酒税法の規定に則って製造された清酒は、特定名称を冠することができます。たとえば、「大吟醸」、「純米吟醸」などがあります。まず、「純米(お米のみで醸造した)」か「醸造アルコール添加酒(通称:アル添)」に分けられます。次に精米歩合で分類がなされます。精米歩合が大きいものから小さくなるにつれ(例: 70% → 40%)、より高級なお酒となります。詳しくは国税庁ホームページ<外部リンク>をご覧ください。
醸造アルコールとは
醸造アルコールは主にサトウキビを原料として製造されます。清酒に醸造アルコールを添加する主なメリットは以下の3点が挙げられます。
- 香りが際立つ。
- スッキリとした味になる。(純米系統のお酒は濃醇になる傾向がある)
- 品質の劣化を防ぐ。(現在は品質管理技術が向上し、劣化防止という意味合いは薄れている)
醸造アルコールが入っていると、「体に悪い」、「悪酔いする」などマイナスの印象が強いですが、あくまでも香味調整に用いるため、安心してお呑みください。余談ですが、酒蔵が全国新酒鑑評会に出品するお酒で、一番気合いを入れて醸造するのは、アル添酒である「大吟醸」だそうです。
バリエーション ~ 特徴による分類 ~
清酒は、搾った後の処理方法(出荷形態)によって、様々な味のバリエーションがあります。たとえば搾ったままの状態は、一般に「無濾過生原酒」と表記されます。一度濾過をすると、「生原酒」。火入れ(加熱処理)を一度でも行うと「原酒」。濾過をせず、火入れをした場合は「無濾過原酒」。水を加えて薄めた場合、「原酒」という表記はできません。このように組み合わせ次第で、多彩な味を追求することができます。また、これ以外にも種類があるため、詳しくは国税庁ホームページ<外部リンク>をご覧ください。
火入れ(ひいれ)とは
搾った後の清酒には、まだ活力をもった酵母や酵素が残存しています。これらを放置すると、酒質の低下を招く恐れがあるため、従来は搾った後と出荷前に2回火入れ作業を行っていました。火入れとは、お酒を60℃前後に加熱し、残存する酵母や酵素の活動を停止させます。火入れを行うと生酒がもつフレッシュさや粗々しさが消失し、味が落ち着きます。逆に生酒はそのフレッシュさと粗々しさが魅力です。また「ひやおろし」とよばれるお酒は貯蔵時に一度だけ火入れをしたお酒を指し、主に秋口に販売されます。
生酛(きもと)
「酛(もと)」は別名酒母と呼ばれます。優良な酵母を培養するために、少量のお酒を仕込みます。酛は大きく2種類に分類され、現在の主流である「速醸酛(そくじょうもと)」、そして伝統的な製法で、かつ時間と熟練の技を要する生酛があります。前者と後者の大きな違いは、雑菌汚染を防ぐために用いる「乳酸」をどのように得るかであり、速醸では人口的に添加し、生酛では微生物の働きから得ます。一般に生酛系清酒は、速醸系に比べ濃醇で、味の幅が広く、独特の酸味をもちながらスッキリとしたお酒になり、ファンも多いそうです。因みに、「山廃(正式には山卸し廃止酛)」も生酛系の清酒ですが、「山卸し(やまおろし)」と呼ばれるお米をすり潰す作業を廃止して仕込まれています。こちらも生酛の特徴をもつ、味わい深いお酒です。
酒蔵情報
三福酒造(株)
所在地: 小山市大字南小林87<外部リンク>
営業時間: 8時00分~17時00分
定休日: 土曜日、日曜日、祝日
電話番号: 0285-38-0003
若駒酒造(株)
所在地: 小山市大字小薬169−1<外部リンク>
営業時間: 8時00分~17時00分
定休日: 冬季 ・ 不定休、夏季 ・ 日曜、祝日
電話番号: 0285-37-0429
小林酒造(株)
所在地: 小山市大字卒島743-1<外部リンク>
営業時間: 8時00分~17時00分 ※ お酒の直売は行っておりません
定休日: 日曜、祝日
電話番号: 0285-37-0005
杉田酒造(株)<外部リンク>
所在地: 小山市大字上泉237<外部リンク>
営業時間: 8時00分~18時00分
定休日: 日曜、祝日
電話番号: 0285-38-0005
西堀酒造(株)<外部リンク>
所在地: 小山市大字粟宮1452<外部リンク>
営業時間: (ショップ部)10時00分~17時30分
(酒蔵部) 8時00分~17時00分
定休日: (ショップ部)無休
(酒蔵部) 土曜、日曜、祝日〔4月~10月〕
日曜、祝日〔11月~3月〕
電話番号: 0285-45-0035