なくそう! ! 天ぷら油火災
印刷用ページを表示する更新日:2023年2月7日更新
油断大敵!!天ぷら油が燃え上がる
天ぷら油を加熱したままにすると、どんどん油の温度が上がり360℃前後になると火がなくても油自身が燃え上がります。
これを天ぷら油の過熱発火と言います。
天ぷら油火災の原因について
天ぷら油火災の多くは、天ぷらを揚げているときに電話がかかってきたり、来客の対応をするため、台所を離れていたときなど、ちょっとした油断が原因で発生しています。
あなたの心がけ一つがもっとも効果的な予防方法なのです。
天ぷら油火災の防止について
- コンロに火をつけたまま、その場を離れない。
- 過熱防止装置の付いたコンロを使用する。
- 来客などでその場を離れるときは、コンロの火を消す。
天ぷら油火災の消火について
天ぷら油火災が発生した場合、水をかけて消火しようとすると炎が急激に拡大し、周囲に油が飛び散って大やけどをする場合があり、大変危険です。
絶対に水をかけないでください。
天ぷら油の消火方法には次の方法があります。
- 消火器があれば消火器で消火する。この時、消火器の薬剤を鍋に向けて噴出すると,中の油が飛散するので、壁などで噴射の勢いを弱めてから鍋の中心へ移動して消火する。
- コンロの火を止め、鍋を覆うふたをして空気を遮断し、消火する。ただし、すぐにふたを開けると再び発火するれがあるので、油の温度が十分下がるまでふたを開けない。
- 濡れたシーツや大きめのタオルを使用して、ゆっくり鍋全体を覆い、空気を遮
断して消火する。
この時、炎でやけどしたり、慌てて鍋をひっくり返したりしないよう注意する。
なお、火が消えて安全な状態になってから、ガスの元栓を閉めること。
さらに、鍋を屋外に搬送するのは、やけどの危険があります。注意してください。
「天かす火災」にご注意を!
調理後の高温の天かすを集めると自然発火することがあります!