令和7年4月21日(月曜日)、市内遊技場で心肺停止傷病者が発生した救急事案において、迅速な119番通報及びAED(自動体外式除細動器)を活用した応急手当を実施し、傷病者の人命救助に貢献された方及び事業所に対し、消防長から感謝状を贈呈しました
(写真前列左から、スーパーライブガーデン小山喜沢店様、渡邉 有沙様、中田消防長)
被表彰者
【個人】
渡邉 有沙(わたなべ ありさ)様 【茨城県桜川市在住】
【事業所】
スーパーライブガーデン小山喜沢店 様 【所在地:小山市大字稲葉郷1341-4】
功績の事実
(1) 発生日時:令和7(2025)年1月3日(金曜日)午後1時58分頃
(2) 発生場所:小山市大字稲葉郷1341-4 スーパーライブガーデン小山喜沢店
(3) 概要
【渡邉様の功績】
渡邉様は、店内でパチンコを遊戯中、傷病者が従業員により床に寝かせられているところを確認したため、従業員と協力して胸骨圧迫(心臓マッサージ)及びAEDによる除細動(電気ショック)を実施した。AEDのメッセージに従い除細動(電気ショック)を2回実施した後、傷病者の体動を確認したため、救急隊到着まで体位管理等の救護措置を継続して実施した。
【スーパーライブガーデン小山喜沢店様の功績】
スーパーライブガーデン小山喜沢店様は、従業員が店内で傷病者が意識を失くしていることを確認したため、床に寝かせ、119番通報及び店内に設置していたAEDを搬送し、渡邉様と協力して、胸骨圧迫(心臓マッサージ)及びAEDによる除細動(電気ショック)を実施した。また、同店は、「救急ステーション」の認定を受けており、店内に設置していたAEDを活用した応急手当を実施したことが人命救助につながった。
これら、一連の対応により、傷病者は救急隊到着前に心拍が再開し、自治医科大学附属病院へ搬送後、数日の療養を経て社会復帰したもの。
「救急ステーション」へ登録のお願い
小山市消防本部の管内では、年間200人以上の方が心肺停止の状態で救急搬送されています。全国的なAEDの普及に伴い、そばに居合わせた人(バイスタンダー)が救命処置(心肺蘇生法とAEDによる電気ショック)を行うケースが増え、実際に多くの命が救われています。しかし、AEDは身の周りに設置されていても、知られていない場合が多くあります。ぜひとも、救急ステーション認定事業へのご協力をお願いいたします。
救急ステーションの登録方法は、消防本部のホームページ「救急ステーション」へ登録のお願い(令和6年4月以降)※別ウインドウで開くをご覧ください。
応急手当講習の申込みについて
勇気ある行動と正しい知識による「早期の119番通報」「心肺蘇生法」と「AED」を実施することで「救命リレー」が繋がり、尊い命が助かりました。皆さんも一人でも多くの方に手を差し伸べ、皆さんが安心して暮らせるまちをつくるために心肺蘇生法を身につけましょう。
申込み方法は、消防本部のホームページ「応急手当講習のご案内」(別ウインドウで開く)をご覧ください。