コウノトリの野外繁殖記録(2025年)
今年も昨年と同じペアが、同じ場所で営巣(巣作り)しています。
ヒナ3羽の巣立ちが確認されました
1羽目:はる
オス(個体番号:J0838)
足環の色:左右とも黒(エルザリング:左足は緑、右足は黒)
巣立ちの日時:令和7年6月9日(月曜日)午前7時56分 ※誕生から73日目
2羽目:天翔(アマト)
オス(個体番号:J0839)
足環の色:左右とも黒(エルザリング:左足は緑、右足は黄)
巣立ちの日時:令和7年6月13日(金曜日)午前5時31分 ※誕生から77日目
3羽目:結水(ユウスイ)
オス(個体番号:J0840)
足環の色:左右とも黒(エルザリング:左足は緑、右足は青)
巣立ちの日時:令和7年6月13日(金曜日)午前5時37分 ※誕生から77日目
5月9日にヒナ3羽へ足環を装着しました
誕生したヒナが順調に育っていることから、5月9日(金曜日)に個体識別のための足環装着及び検体採取を行いました。
作業の結果、ヒナは順調に成長していることが分かりました。
ヒナの姿が確認されました
4月6日
再びヒナ3羽の姿を確認
4月4日
ヒナ1羽の死亡を確認
4月3日
ヒナ3羽の姿を確認
3月28日をふ化日と推定しました
3月28日
親鳥が餌を吐き出すような行動を2回確認
上記を受けて、IPPM-OWS(コウノトリの個体群管理に関する機関・施設間パネル)及び兵庫県立コウノトリの郷公園の助言のもと、観察者からの報告やライブカメラの映像によりヒナがふ化したものと推定しました。
2月22日を産卵開始日と推定しました
2月上旬頃から
交尾らしき行動を確認
2月22日頃から
巣に伏せるような行動を確認
ボランティアの方が観察された記録から、2月22日に産卵が開始したと推定されました。
推定作業に協力いただいた機関
- Ippm-Ows(コウノトリの個体群管理に関する機関・施設間パネル)<外部リンク>
- 兵庫県立コウノトリの郷公園<外部リンク>
ペア個体について
オス「ひかる」9歳(個体番号:J0128)
平成28年(2016年)3月28日 千葉県野田市「こうのとりの里」生まれ
メス「レイ」6歳(個体番号:J0238)
平成31年(2019年)4月6日 千葉県野田市「こうのとりの里」生まれ
観察マナーの遵守にご協力ください
大空を悠々と飛ぶコウノトリですが、何かにぶつかったりしてケガをするケースが少なくありません。
巣に近づかないようにして、巣以外の場所で見かけても十分に距離をとることが大切です。
また、餌を与えてしまうと自ら餌を探さなくなり、野生復帰の妨げになります。
さらに、コウノトリを観察・撮影しようとして道路や農道に駐車すると、地元の住民の方に迷惑をかけてしまうかもしれません。
コウノトリにも、地域にも十分に配慮し、楽しく観察しましょう。
観察時マナー(郷公園引用) [PDF形式/323.62KB]
過去の繁殖情報
コウノトリ「ひかる」・「レイ」ペアの繁殖について(2024年)
コウノトリ「ひかる」・「レイ」ペアの繁殖について(2023年)
コウノトリ「ひかる」・「レイ」ペアの繁殖について(2022年)
コウノトリ「ひかる」・「レイ」ペアの繁殖について(2021年)
コウノトリ「ひかる」・「レイ」ペアの繁殖について(2020年)