趣旨
洋画とは、明治時代に西洋の絵画作品や技法が輸入されて、日本でも描かれるようになった絵画です。
日本の洋画家たちの多くは、ヨーロッパやアメリカに留学して苦労しながら研鑽を積み、油絵具の発色の良さをいかした鮮やかな色彩表現や目に見えるままに描く技術などを身につけ、さらに個性的な画風を開拓して表現の幅を広げ、「洋画」を絵画の新しいジャンルとして定着させました。
本展覧会は、公益社団法人糖業協会が所蔵する珠玉のコレクションから、洋画の巨匠たち35人が、主に昭和初期から50年代に描いた39作品を紹介します。
描かれているのは人物、風景、花など多様ですが、それぞれの画家が感じた美しさや感動を個性的に表現した名品がそろっています。
この絶好の機会に日本の洋画史に残る画家たちが描いた名品を堪能し、画家たちの絵を描くよろこびを体感していただければ幸いです。
あわせて小川家住宅内には小山市所蔵の絵画を展示します。

安井曽太郎「女と犬」
1940年 公益社団法人糖業協会所蔵
出品作家
青山義雄、麻生三郎、有島生馬、伊東廉、井上長三郎、猪熊弦一郎、梅原龍三郎、笠井誠一、金山平三、川島理一郎、熊谷守一、小磯良平、小絲源太郎、児島善三郎、小林和作、里見勝蔵、清水登之、鈴木保徳、須田国太郎、高畠達四郎、鳥海青児、東郷青児、中川一政、中沢弘光、中山巍、野口弥太郎、林武、福沢一郎、藤島武二、牧野虎雄、松田文雄、森芳雄、安井曽太郎、山口薫、和田英作(予定)
開催概要
会期
平成30年7月21日(土曜日)から9月9日(日曜日)まで
会場
小山市立車屋美術館(栃木県小山市乙女3-10-34)
開館時間
9時から17時(入場は16時30分まで)
休館日
毎週月曜日、7月27日(金曜日)、8月24日(金曜日)
観覧料
一般400円、高校・大学生250円
- 中学生・義務教育学校生以下無料
- 障がい者手帳をお持ちの方と付添1名無料
おやまミュージアム割引
小山市立博物館の半券(平成30年4月以降の日付印があるもの。年度内、1回限り有効)で一般100円、高校大学生50円を割引。
20名様以上の団体料金
一般300円、高校・大学生150円
主催
小山市立車屋美術館
協力
公益社団法人糖業協会
後援
朝日新聞宇都宮総局、NHK宇都宮放送局、エフエム栃木、産経新聞社宇都宮支局、下野新聞社、テレビ小山放送、東京新聞宇都宮支局、株式会社とちぎテレビ、栃木放送、毎日新聞宇都宮支局、読売新聞宇都宮支局
関連事業
ギャラリートーク
日時
8月12日(日曜日)、8月26日(日曜日)
いずれも14時から(40分程度)
場所
小山市立車屋美術館 企画展示室
- 申込不要(要観覧券)
鑑賞プログラム「美術館で こどももおとなも てつがく対話」
美術作品を鑑賞し「さくひん」や「ひょうげん」「つくること」について考えてみませんか。
日時
8月5日(日曜日)
10時30分から12時
こどものてつがく
対象
小学生20名
14時から15時30分
おとなのてつがく
対象
中学生以上20名
ファシリテーター
- 生井 亮司氏(彫刻家、武蔵野大学教育学部准教授)
- 盛岡 千穂氏(立教大学大学院修士課程在籍)
場所
小山市立車屋美術館 企画展示室
定員
小学生20名、中学生以上20名
- お申し込みが必要です。(先着順)