「生誕100年 滝平二郎展~ものがたりを描いた画家」
《モチモチの木 COVER》部分1971年 きりえ/和紙・用紙,墨・水彩(個人蔵)
会期
2021年7月17日(土曜日)から8月29日(日曜日)まで
開館時間
午前9時から午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日
毎週月曜日(8月9日は開館)、8月10日(火曜日)、27日(金曜日)
観覧料
一般400円(団体300円)、高校・大学生250円(団体150円)
- 中学生・義務教育学校生以下無料
- 団体は20名以上
- 障がい者手帳をお持ちの方と付添の方1名無料
- おやまミュージアム割引 小山市立博物館企画展の半券(2021年4月以降の日付印があるもの。年度内、1回限り有効)で一般100円、高校大学生50円を割引
特別協力
滝平二郎事務所
後援
朝日新聞宇都宮総局、NHK宇都宮放送局、FMおーラジ、エフエム栃木、産経新聞社宇都宮支局、下野新聞社、テレビ小山放送、東京新聞、とちぎテレビ、栃木放送、毎日新聞宇都宮支局、読売新聞宇都宮局
展覧会の概要
時代を超えて愛される滝平ワールド、小山で初公開。
滝平二郎(たきだいら じろう、1921から2009年)は、『花さき山』『モチモチの木』(ともに岩崎書店刊)など名作絵本の挿絵や、郷愁あふれるきりえ作品で知られる画家で、本年は生誕100年となります。
「物語と人間が好きだ」と語った滝平は、一貫して人間とその生にまつわる物語を主題とし、見事な手腕で絵画化してきました。
本展では、画業初期の木版画から、絵本原画、朝日新聞日曜版に掲載されたきりえ等を展示し、滝平の造形世界がどのように展開したかをご紹介します。
滝平 二郎[Takidaira Jiro]
- 1921年、茨城に生まれる。
- 1940年ごろから木版画を始め、1942年、造形版画協会第2回展に初出品。
- 戦後、日本美術会に参加して日本アンデパンダン展に招待出品。
- 1968年、第6回国際版画ビエンナーレ展に招待出品。
- 1970年、絵本『花さき山』により講談社第一回出版文化賞、1974年、第九回モービル児童文化賞を受賞。
- 児童出版美術家連盟会員。
- 絵本に『八郎』『三コ』(福音館書店)、『ふき』(講談社)、『さるかに』『花さき山』『モチモチの木』『半日村』『火の鳥』(岩崎書店)など多数。また、詩情あふれる独自の『きりえ』が1960年代後半からの新聞連載を期に社会現象になる。
- 2009年5月永眠。享年88才。
関連イベント
新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、予定を変更する場合があります。詳細についてはお問い合わせください。
1.ギャラリートーク(担当学芸員による)
8月1日(日曜日)、22日(日曜日)のギャラリートークは、都合により中止いたします。
日時
7月17日(土曜日)午後2時から(30分程度)
会場
企画展示室 ※申込不要
2.切り絵入門「誰でもできるかんたんな切り絵を楽しもう!」
日時
7月25日(日曜日)午前10時から12時
講師
中野 晴永(車屋美術館長)
会場
小山市立博物館 体験学習室(小山市乙女1-31-7)
定員
16名(小学5年生以上、カッターを扱える方)
参加費
100円
持ち物
筆記用具
※事前申し込み・先着順
3.絵本コーナー
滝平二郎が描いた絵本や滝平二郎関連の本を読むことができます。
滝平二郎《夏の子供》1960年 木版/和紙,油性多色摺り(銀箔)(個人蔵)
滝平二郎《花さき山 COVER》1969年 きりえ/和紙・洋紙,墨・水彩(個人蔵)
滝平二郎《天花粉》1974年 きりえ/和紙・洋紙,墨・水彩(個人蔵)
滝平二郎《急がばまわれ》1975年 きりえ/和紙・洋紙,墨・水彩(個人蔵)
画像提供:滝平二郎事務所