「本場結城紬」がユネスコ無形文化遺産に登録されて1周年を記念し、ツクシやオボケ・アゲワク・織機など、結城紬が生産される工程で使用される道具や、織り上げられた結城紬の反物・着物を展示します。
入館無料
期間:平成23年11月16日(水曜日)から12月18日(日曜日)まで
(休館日11月21日(月曜日)・24(木曜日)・25(金曜日)・28(月曜日)、12月5日(月曜日)・12(月曜日))
記念事業 糸つむぎと機織り体験
結城紬生産工程の重要な部分である真綿からの糸つむぎと、機織り体験を行います。申し込みは不要ですので、下記の日時にご来館ください。
11月16日(水曜日)・20日(日曜日)・23日(水・勤労感謝の日)・12月11日(日曜日)・18日(日曜日)
各日午前10時から午後3時まで
ユネスコ無形文化遺産登録証
平成22年11月16日、小山市や結城市を中心に生産されている結城紬が、世界無形文化遺産として登録されました。この条約では、伝統的な芸能や工芸技術、祭礼などの「無形文化遺産」の認知を高め、次世代へ継承していくことが定義されています。結城紬は、長い時間をかけて世代から世代へと受け継がれてきた「生きた遺産」であり、次世代につないでいく義務を私たちの世代が担っているといえるでしょう。
糸つむぎ
結城紬の歴史は古く、かつては常陸紬などとも呼ばれていましたが、室町時代に結城家から室町幕府・関東管領へ献上品として使われていたところから、結城家の名をとってつけられたものといわれています。現在も旧絹村を中心とした地域で生産されています。
機織り
その技法は、糸はすべて真綿から手つむぎしたもののみを使用すること、絣模様は手くびりによるもの、織りには経糸を腰で吊ってその張り加減を調整する古い形式の織機で、地機とかいざり機と呼ばれるものを用いることが条件となっています。
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