小山市を含めた4県4市2町にまたがる「渡良瀬遊水地」がラムサール条約湿地に登録されてから1周年を迎えます。渡良瀬遊水地は思川・巴波川・渡良瀬川の最下流部に位置し、洪水時には周辺の地域や首都圏への影響を調節する重要な役割を担っています。それと同時に、ヨシ原を含む3,300ヘクタールという広大な敷地には「貴重な湿地環境」が保たれ、豊かな生態系の形成にとって大変重要な空間となっています。
今回の展示では、その「貴重な湿地環境としての渡良瀬遊水地」にスポットをあて、そこに生息する動植物を中心に、そこを利用してきた人々とのかかわりや、湿地の保全・再生への取り組みなどを紹介します。
今回の展示を通して、世界に誇る渡良瀬遊水地について理解を深めていただくとともに、ラムサール条約の目的にもある湿地の保全と賢明な利活用について考えるひとつの機会となれば幸いです。
会期
平成25年7月20日(土曜日)から9月1日(日曜日)
休館日
7月22日、26日、29日、8月5日、12日、19日、23日、26日
場所
小山市立博物館企画展示室
入館料
入館無料
記念講演会「渡良瀬遊水地の自然」
日時
平成25年8月18日(日曜日)13時30分から15時00分
講師
一般財団法人渡良瀬遊水地アクリメーション振興財団
専務理事白井勝二氏
場所
小山市立博物館視聴覚室
定員
一般50名
お申し込み博物館までお電話ください(0285-45-5331)