慶長五年(1600)七月、上方で石田三成らが挙兵したとの報をうけ、会津の上杉討伐へ向かっていた徳川家康と諸将が下野国小山で評定を行いました。そこで会津攻めの中止を決定、諸将は西上を始めます。これが後に言う「小山評定」です。
本展示会は本年春の企画展を引き継ぎ、7月25日、小山評定が行われたとされる日付けまで行う特別展です。関ヶ原合戦に由来をもつ甲冑を中心に、市内に残る古文書や、日光道中絵巻、さらには徳川家光公の御位牌も特別に公開されます。
開催期間
平成26年7月5日(土曜日)から7月25日(金曜日)
開館時間
午前9時から午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日
7月7日(月曜日)・14(月曜日)・22(月曜日)
入館料
無料
展示資料紹介
萌黄糸威伊予札二枚胴具足 菅谷家伝来
菅谷氏は後北条氏の北関東の最前線の出城として築城された長井戸城を居城とした。天文二十三年(1554)には小山勢がこの城を攻撃し、長井戸城は小山氏の軍門に降っている。
この具足は、長井戸城主であった菅谷家に伝来されたものである。変り兜の一種頭巾形兜で、鉢の左右に蝶の触覚を想像させる固定された立物が付く。文禄・慶長の役や大坂の陣に参戦したという伝来をもつ。在地武将の甲冑が現在まで、縁の地に伝えられる事は極めて希で貴重な一領である。(境町歴史民俗資料館蔵)
小山評定武将診断
贔屓(ひいき)の武将を決めよう!
※この診断は伝説や一般的なイメージに基づき作成したゲームです。
各武将の詳細については小山市発行『小山評定武将列伝』をご参照ください。