平和都市 小山とヒロシマに残された70の資料
70のモノが語る70年前の戦争
日清・日露戦争から日中戦争、太平洋戦争と、日本の経験した戦争は市域の人々にも大きな影響と被害を与えました。しかしこれらの戦争の記憶は、年月を経て徐々に薄れつつあります。
当館では終戦70周年をむかえたこの夏、戦時中の人々の生活や思いが伝わる70点の資料を展示します。小山に残された資料はもちろん、昭和2年、日米の対立が激化した緊張状態をやわらげようとしてアメリカより贈られた「青い目の人形」や、日本が戦争を放棄するきっかけとなったヒロシマの被爆資料など、実物の資料は私たちに多くのことを語りかけてくれます。当展示会が子ども達に戦争の記憶を伝えてゆく一助になれば幸いです。
開催期間
平成27年7月4日(土曜日)から8月30日(日曜日)
開館時間
午前9時から午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日
7月6日(月曜日)・13(月曜日)・21(火曜日)・24(金曜日)・27(月曜日)
8月3日(月曜日)・10(月曜日)・17(月曜日)・24(月曜日)・28(金曜日)
入館料
無料
展示資料紹介
今回の企画展では、時代の流れが悲しい戦争へと傾いていき、そして70年前に戦争が終わりを迎えるまでの資料と、小山の戦後から現代への歩みを写真を4つのテーマに沿って展示しております。こちらではその一部をご覧ください。
I. 近代化の波と戦争の足音
徴兵慰労義会規約書(個人蔵)
日清戦争図絵馬(篠塚稲荷神社蔵)
青い目の人形「ルース」(佐野市立佐野小学校蔵)
日米友好のために寄贈された人形たちは、戦争中にほとんどが処分されてしまいました。人形「ルース」は数少ない生き残りです。
Ii. 太平洋戦争と小山
寄せ書き入り日章旗(栃木県立博物館蔵)
衣料切符(当館蔵)
Iii. 戦争の終焉
こちらのテーマでは、広島平和記念資料館からお借りした資料を展示しております。こちらではお見せすることができないので、ぜひ直接ご覧ください!大変貴重な資料です。
Iv. 平和都市小山へ
昭和29年頃の駅前商店街
昭和35年の小山駅から見た市街
昭和42年頃の小山遊園地