給食のはじまり
学校給食は、明治22年山形県鶴岡町(現・鶴岡市)の私立忠愛小学校で、貧困家庭の子どもたちのために、おにぎり・焼き魚などの食事を提供したのが始まりと言われています。
戦後は、児童生徒の栄養補給を目的として実施されています。
その後、子どもたちの心身の健全な発達に教育上の役割が認められ、教育活動の一環として実施され、食教育の生きた教材としての役割を果たしています。
学校給食の目標(学校給食法)
- 適切な栄養の摂取による健康の保持増進を図ること。
- 日常生活における食事について正しい理解を深め、健全な食生活を営むことができる判断力を培い、及び望ましい食習慣を養うこと。
- 学校生活を豊かにし、明るい社交性及び協同の精神を養うこと。
- 食生活が自然の恩恵の上に成り立つものであることについての理解を深め、生命及び自然を尊重する精神並びに環境の保全に寄与する態度を養うこと。
- 食生活が食にかかわる人々の様々な活動に支えられていることについての理解を深め、勤労を重んずる態度を養うこと。
- 我が国や各地域の優れた伝統的な食文化についての理解を深めること。
- 食料の生産、流通及び消費について、正しい理解に導くこと。
献立作成の基本方針
栄養バランスへの配慮
- 学校給食摂取基準に示されている学校給食摂取基準・食品構成に基づき、献立作成を行い、児童・生徒に必要な栄養が確保できるようにすること。
- 正しい食習慣が身に付けられるような、栄養バランスの良い献立にすること。
- 特に不足しがちな、芋類・豆類・藻類・種実類を使った献立の工夫をすること。
食教育への展開
- 新鮮な季節の食材を選び、旬や栄養について学べるようにすること。
- 行事食や郷土食を大切にし、食文化を学べるようにすること。
- 「地場産物の日」を設けると共に、日常でも季節に応じた地域の農畜産物を取り入れ、農業の大切さや郷土愛を育めるようにすること。
- 食事マナーを学べるようにすること。
衛生・安全面への配慮
- 新鮮で良質な食品を使用すること。
- 加熱調理を主体とすること。
- 食品添加物や農薬、化学肥料などの問題や食中毒、異物混入など安全性を考慮すること。
- 遺伝子組替え食品は使用しない。
その他
- 各学校、共同調理場の給食施設設備、使用食器に対応できること。
- 限られた給食予算を計画的に運用できるようにすること。
地場産物の活用
小山市では、地域で生産される農畜産物を学校給食に取り入れています。
農業の大切さや郷土愛を育むようにするため、児童生徒に食材の生産者紹介や生産過程などを知らせています。
学校給食の献立
小山市では、基本献立をもとに各学校で、行事等に合わせて献立を作成しています。
各学校では、献立をもとに新鮮・良質な材料を使用し、安心・安全で栄養バランスの良い食事を提供しています。
学校給食の基本献立予定表をご紹介します。
小山市食育通信「いただきます」
学校給食や食に関する情報を提供するため、小山市食育通信「いただきます」を年3回発行しています。