平成27年3月に文部科学省より「学校給食における食物アレルギー対応指針」が示されました。
この指針では、学校給食における食物アレルギー対応の基本的な考え方として、「すべての児童生徒が給食時間を安全に、かつ、楽しんで過ごすことができる」としています。
また、「学校給食における食物アレルギーの原則」が示されています。
小山市では、この指針に準じ、安全な学校給食提供をしています。
学校給食における食物アレルギー対応指針に示されている原則
- 食物アレルギーを有する児童生徒にも学校給食を提供する。
そのために、安全性を最優先とする。 - 「学校のアレルギー疾患に対する取り組みガイドライン」に基づき、医師の診断による「学校生活管理指導表」の提出を必須とします。
- 安全性確保のため、原因食物の完全除去対応(提供するかしないか)を原則とする。
- 学校及び調理場の施設設備、人員等を鑑み、無理な(過度に複雑な)対応は行わない。
安全性を優先した小山市の対応
学校生活管理指導表の提出は必須です
医師の正しい診断に基づき、必要最低限の除去を行うため、学校生活管理指導表の提出は必須です。
症状に変化がない場合であっても、配慮や管理が必要な児童・生徒は、毎年提出をお願いしています。
原因食物の完全除去対応とし、多段階対応は行いません
学校給食における食物アレルギーの対応で「最優先は“安全性”」とされています。
従来の、栄養価の充足やおいしさ、彩り、そして保護者や児童生徒の希望は、安全性が十分に確保される方法で検討をします。
小山市の学校給食で提供しない食品
- そば
- 生魚卵
- 落花生(ピーナッツ)
- キウイフルーツ
- 生卵
- 生山芋
- くるみ
- あわび
- 生魚
- 生肉
- カシューナッツ
- マカダミアナッツ
小山市で食物アレルギー除去食・代替食の対応する食品
以下15品目が対応可能
- 卵
- えび
- オレンジ
- さけ
- 鶏肉
- 乳
- かに
- 牛肉
- さば
- 豚肉
- 小麦
- いか
- ごま
- 大豆
- もも
※「表示義務のある特定原材料7品目」と「表示が推奨されている特定原材料に準ずるもの21品目」のうちから、対応可能な15品目としました。
※調理場の状況により対応できない食品もありますので、ご了承ください。
上記15品目以外の食品については、献立表を確認して、家庭で判断して代替食(弁当)の持参をお願いします。
お弁当対応について
安全な給食の提供が困難である場合は、お弁当対応となります。
- 調味料、だし、添加物の除去が必要
- 加工食品の原材料の枠外標記(注意喚起表示)の表示がある場合についても除去指示がある
- 多品目の食物除去が必要
- 油の共用ができない
- 食器や調理器具の供用ができない
- その他、上記に類似した学校給食で対応が困難と考えられる状況
などの場合は、お弁当対応となります。
また、施設の整備状況や人員の体制が整っていない場合もお弁当対応となります。
※1から6に該当する場合、お子様の状況に応じ、主治医にそこまでの対応が必要であるか改めて確認することが望まれます。
学校給食では、食物アレルギーの安全性の向上を目的としております。
ご家庭では、医師の指示のもと、除去食の対応をお願いいたします。