平成24年7月21日(土曜日)から9月2日(日曜日)まで開催された栃木県立博物館地域移動博物館『大集合!はさみをもったよろい武者~エビ・カニ・ヤドカリの世界~』ですが、大盛況のうちに終了となりました。開催期間が夏休み中ということもあり、連日多くの家族連れなどでにぎわっていましたが、最終的には小山市内外から3、724名という多くの方々にご来館いただきました。
開催期間中の様子をご紹介しますので、ぜひご覧になっていただきたいと思います。小山市立博物館では、今後も皆さんに楽しみながら学んでいただけるような展示会を企画していきたいと考えておりますので、ぜひ足を運んでいただきたいと思います。皆さんのご来館を心よりお待ちしております。
展示の見学風景
本展示の目玉でもある世界最大のカニ『タカアシガニ』をはじめ、身近に見られるものから外国で見られるものまで多種多様なエビ・カニ・ヤドカリが大集合しました。子どもたちだけでなく、大人の方々からもその迫力に驚きの声があがっていました。
タカアシガニがまず目をひいていました!!
他にも見所がたくさんありました!!
エビ・カニ・ヤドカリの仲間分けにチャレンジ!!
エビ・カニ・ヤドカリの仲間には、エビなのか?カニなのか?ヤドカリなのか?仲間分けをするのにちょっと迷ってしまう種類もいます。そこで、展示室の中に入ってすぐのところに、エビ・カニ・ヤドカリの仲間分けについてのクイズコーナーを作ってみました。お子さんだけでなく大人の方も頭を悩ませていました。
生体展示コーナー
博物館の入り口を入ってすぐのエントランスホールに『生体展示コーナー』を作りました。ここでは『サワガニ』、『ホンヤドカリ』、『ヒライソガニ』、『アメリカザリガニ』を見ることができました。実際に生きているこれらのカニたちを見ることで、展示されている標本を見るのとは違った楽しみ方ができたはずです。
また、『アメリカザリガニ』については実際に触れることができました。最近では生き物に触れるという経験も少なくなっているせいか、恐る恐るザリガニに手を近づける子どもたちの様子、ザリガニをつかむことができたときの子どもたちのうれしそうな笑顔が印象的でした。
この『生体展示コーナー』にいるカニたちを見たり触ったりしたことで、新しい発見をしたり、様々な生物に対する興味・関心を高めたり、命の大切さについて感じてもらえたらうれしく思います。
生きたカニたちと出会えました!!
サワガニは一生を淡水で過ごします!!
ホンヤドカリは磯で普通に見られます!!
ヒライソガニも磯で普通に見られます!!
ザリガニは子どもたちに大人気でした!!
体験コーナー
1Fエントランスホール、『生体展示コーナー』の向かい側に『体験コーナー』を作りました。ここでは、小さなお子さん向けとして『エビ型浮沈子』を、小学校高学年~大人向けとして『ストローエビ』を作ることができました。
『エビ型浮沈子』は短時間で簡単にできるので、小さなお子さんに大人気でした。『ストローエビ』は細かい作業が多く、ちょっと作るのが難しいのですが、完成したときの喜びはとても大きいものでした。
小さなお子さん向け『エビ型浮沈子』
『浮沈子』とは?
水を入れたペットボトルをぎゅっと握ると中の『浮き』が沈み、手を離すと『浮き』がまた浮かんでくる楽しいおもちゃです。
顔を描くと、よりエビっぽくなります!!
小さなお子さんでも楽しめました!!
ペットボトルを握ると沈みます!!
手を離すと浮かびます!!
小学校高学年~大人向き『ストローエビ』
結構リアルなエビができました!!
お母さんたちも夢中でした!!