ラムサール条約とは?
ラムサール条約は、正式名称を「特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約」といい、たくさんの渡り鳥が利用する湖や沼など国際的に重要な湿地や、そこに暮らすさまざまな生きものを守るための条約です。
1971年にイランの町「ラムサール」で行われた会議で作られたことからこの町の名前にちなみ「ラムサール条約」と呼ばれるようになりました。
渡良瀬遊水地は2012年7月にルーマニアの首都ブカレストで開催されたラムサール条約第11回締約国会議(COP11)において、ラムサール条約湿地に登録されました。
ラムサール条約湿地登録までの経緯
2008年5月18日
シンポジウム「みんなで考えよう渡良瀬遊水池の賢明な利用」を開催
(主催:渡良瀬遊水池をラムサール条約登録地にする会、日本野鳥の会栃木県支部)
2010年9月28日
小山市議会が「渡良瀬遊水地のラムサール条約湿地登録に関する陳情書」を採択
2012年2月28日
治水事業の推進団体と自然保護団体3団体との間で「渡良瀬遊水地の治水対策事業・ラムサール条約湿地登録に関わる誓約書」を締結
2012年7月3日
渡良瀬遊水地がラムサール条約湿地に登録(登録面積2,861ヘクタール)
※大沼(北海道)、渡良瀬遊水地(栃木県、茨城県、群馬県、埼玉県)、立山弥陀ヶ原・大日平(富山県)、中池見湿地(福井県)、東海丘陵湧水湿地群(愛知県)、円山川下流域・周辺水田(兵庫県)、宮島(広島県)、荒尾干潟(熊本県)、与那覇湾(沖縄県)の9か所が新たに登録