救急隊が到着するまでの間、勇気をもって応急手当を実施して頂いた方に感謝の気持ちを示すとともに、手当てを実施した後の不安やストレスのサポートをすることを目的として、救急隊及び消防隊が「バイスタンダーフォローアップカード」を配布しています。
バイスタンダーとは?
救急現場に居合わせた方(発見者・同伴者)のことをいいます。
カードを配布するのはどのようなとき?
凄惨な救急現場に居合わせて、心肺蘇生法や大量出血時の止血などを実施していただいた方に対し、到着した救急隊及び消防隊が必要に応じてその場で配布します。
事例
- 高層マンションから墜落した人に対して、物音に気づいた同じマンションの住人が心肺蘇生法を行った。
- 不特定多数が集まる事業所で、従業員が早期除細動を実施し蘇生に成功した。
- 自分で自分の手首を切って出血している人に対して止血を行った。
どうしてストレスを感じるのか?
バイスタンダーの方は、時に傷病者の命を任される極限の状況で、応急手当を実施することもあり、後になって「あのとき自分が行った処置は本当に正しかったのか?」などの不安を抱えることがあります。その不安がストレスにつながることがあると言われています。
このストレスは、誰かに相談して少しでも気持ちを理解してもらうことによって緩和することができますので、不安を感じたらカードに記載されている電話番号にお掛け下さい。
個人情報について
傷病者の搬送先病院や、予後等の個人情報については回答しかねますのでご理解の程お願い申し上げます。

フォローアップカード(表)

フォローアップカード(裏)