予防救急とは
救急車で搬送されるような病気やケガの中には、日常のちょっとした心がけで防げるものがあります。
救急車を呼ばなくてならないような病気やケガを未然に防ぐために、日ごろから気を付けるポイントを知り、意識して行動することを「予防救急」といいます。
市民の皆様には予防救急のポイントを知っていただき、予防救急に努めましょう。
出典:総務省消防庁ホームページ
予防できる病気やけがについて
予防できる病気やけがについて、よくある事案をまとめてみました。
熱中症
熱中症とは、高温多湿な環境に長くいることで、徐々に体内の水分のバランスが崩れ、体温調節機能がうまく働かなくなることです。近年は、屋外だけでなく屋内でも発生しています。
予防のポイント
- こまめに水分補給をしましょう
- 適宜、休息をとりましょう
- エアコンや扇風機をうまく活用しましょう
- 暑さをできるだけ避けましょう
転倒・転落
転倒やけがによる救急要請は、日ごろから気を付けることで防ぐことができます。
予防のポイント
- 整理整頓を心がけましょう
- 玄関やお風呂場に手すりをつけましょう
- スリッパや靴下をすべりにくものにしましょう
ヒートショック
ヒートショックとは、急激な温度変化で血圧が上下に大きく変動するなどによって起こる健康被害と捉えられており、失神したり、心筋梗塞や不整脈、脳梗塞を引き起こすことがあり、特に冬場に多く見られます。また、高齢者に多いのが特徴とされています。
予防のポイント
- 入浴前に浴室や脱衣所を暖めましょう
- 浴槽から急に立ち上がらないようにしましょう
- 入浴する前に同居者にひと声かけましょう
窒息・誤嚥
窒息や誤嚥は、食べ物や異物が気道につまり呼吸ができなくなる状態で、死につながるとても危険な状態です。
窒息・誤嚥事故は高齢者や乳幼児に多く発生しています。窒息や誤嚥に一番大切なことは予防することです。
予防のポイント
- 食べ物は食べやすいサイズに小さく切りましょう
- 食べ物は一度にたくさん口の中に入れないようにしましょう
- 食べているときは姿勢を良くして、食べることに集中させましょう。
予防救急に関する出前講座を実施しています。
小山市消防本部では、予防救急に関する出前講座を実施してます。予防救急についてもっと詳しく知りたい方はぜひ出前講座に参加してください。