常設展示のテーマは「小山の文化のあゆみ」です。
原始・古代・中世・近世・近現代・民俗で構成されており、それぞれの時代の特色を示す約320点の実物・複製資料をはじめ、写真パネル、模型などを展示。小山の自然風土の中でこの地にくらした人々が築いた郷土の歴史を紹介しています。
常設展示解説書『小山文化のあゆみ』を1000円にて販売中です。
原始
ナウマンゾウの化石の他、小山に人が住みはじめた頃のくらしと、当時人々が使用していた道具を紹介しています。
旧石器時代展示
ナウマンゾウの化石(第三臼歯)
古代
縄文時代
発掘調査の結果をもとに復元した竪穴住居の他、縄文土器・土偶・装身具などこの時代の人々のくらしぶりが伺われる発掘資料を多数展示しています。
乙女不動原北浦1号住居復元展示
市内から発掘された縄文土器
弥生時代
現在銅鐸の出土例では北限となる、西浦遺跡から出土した小型銅鐸の複製や市内から出土した弥生土器などを展示しています。
弥生時代展示
小型銅鐸(複製西浦遺跡)
古墳時代
古墳の内部である石室の様子を実物大で復元しています。また、市内に数多く点在する古墳から発掘された蛇行剣・天冠・子持勾玉などさまざまな副葬品を紹介しています。
石室内部
市内出土の埴輪
桑57号墳出土副葬品
奈良・平安時代
当館に隣接する乙女不動原瓦窯跡(国指定史跡)で造られ、下野薬師寺に供給されていた瓦などを展示しています。
乙女不動原瓦窯跡から出土された瓦
中世
関東有数の武士団であった小山氏に関わる資料を中心に展示しています。
板碑
鷲城模型
近世
江戸時代の人々の生活や、河岸や街道のようすを知ることができます。乙女河岸模型や高札などを展示しています。
乙女河岸模型
「村の生活と信仰」展示
近・現代
明治維新後、めざましい近代化をとげた郷土の姿を、鉄道・教育・小山市の誕生などのテーマを設けて紹介しています。
「鉄道の開通」展示
「教育のあゆみ」「小山市の誕生」展示
民俗
農家の仕事・くらしについて紹介しています。小山の代表的な特産物である結城紬や養蚕、漁撈、稲作に関わる道具などを展示しています。
農家のくらし
農家のしごと