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  • 【更新日】2021年11月1日
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本渓市の概要

位置

本渓は、遼寧省中部の工業都市が集中する一方で美しく豊かな自然に恵まれた地にあります。
遼寧省東南部の遼東半島の半島部にあります。
正確には、東経123度34分から125度46分、北緯40度49分から41度35分です。
本渓の北には沈陽、撫順が、南には丹東が、西には遼陽と鞍山が、東には吉林があります。
沈陽まで63キロメートル、大連、營口、丹東まではそれぞれ350キロメートル、193キロメートル、200キロメートルです。

景観

本渓は鉄鋼の町としてつとに有名です。国の重要な原材料の工業地域なのです。
本渓市の総面積8,420キロ平方メートルのうち、山地が80パーセント、耕作地面積が8月7日%、流域面積、その他の用地面積が11月3日%という割合で占めています。
本渓は山から成る町で、四方を山に囲まれ、太子河が町を流れています。
高いところに登って、市内全域を鳥瞰すると、高い山と低い丘が相和していて、街道が、山の中を縦横無尽に通っています。
山の中に町があり、町の中に山があり、独特の町の景観になっています。

誕生

本渓の歴史は大変古く、廟后山から、出土した古い人類文化の遺跡によると、40万年前から50万年前の旧石器時代に我々の祖先がこの辺りに多く暮らしていました。
このことは、わが国の東北地方から出土した旧石器時代の人類の化石が物語っています。
その上、東北地方に住んだアジア人の分布と変換の研究に、得がたい歴史資料を提供しています。
本渓は、夏王朝、商王朝の時代に青州から独立、營州の管理下にありました。戦国時代には、燕の国の遼東部に属し、唐の時代には、安東都護府の遼城州に属し、清の時代の末には、初めて本渓県が設置され、奉天府の管理下にありました。1939年、正式に“市”となりました。

いわれ

本渓の地は、遼東山区に位置し、この辺りは山は高く、林は深く、遼寧東部の重要な水源となっています。
川も縦横にこの土地を潤していて、ここは確かに「水の本(もと)」の地なのです。
しかし、「本渓」の地名の由来には、他に「淵(ふち)の本(もと)」の意味もあります。
「本渓」の名は「本渓湖」からきています。本渓湖は市内にあり、湖の広さは15平方メートル弱であり、世界中で一番小さな湖ということがいえます。
小さいことの他にも、霧の深さでも少しは知られていて、関東十景に数えられています。
清代の同治年間に「遼東本渓湖」と、湖の入り口の石に刻まれました。
湖の近くには、慈航古寺が建立されました。
これは明の時代の末に建てられ、一時は隆盛を極めました。
この湖は四方を山に囲まれ、外は広く、中は狭く、牛の角で作ったさかづき(盃)に似ているため、古くは「杯犀湖」と呼ばれていて、だんだん音がなまって「本渓湖」と呼ばれるようになりました。
これにより、湖名が市の名前になりました。
1939年、正式に「本渓湖市」がスタートしました。
新中国が建国した後、やっと「湖」の字がとれて、「本渓市」となりました。

面積

本渓は8,438.2キロ平方メートルで、重量挙げのバーベル型に分布していて、西から東に順に、市内 本渓満族自治県 桓仁満族自治県になっています。
東西の一番長い所で、184キロメートル離れています。
本渓市の面積は140キロ平方メートルです。
平山、明山、渓湖、南芬の4つの区から成っています。
国務院の定めるところによれば、全国でも、比較的大きな都市であるとされています。

人口と民族と宗教

本渓市の人口は158万人に達し、そのうち793,168人(人口の50.7パーセント)が男性、770,190人(人口の49月3日%)が女性という割合です。
また、その中でも都市に住む人口は94.7万人となっています。
本渓市は、一つの多民族居住区といえます。
漢民族、満州族、回(ウイグル)族、朝鮮族、蒙(モンゴル)族など25民族(45.6万人)が住んでおり、それは市の人口の29.5パーセントを占めています。
本渓市において宗教に注目すると、キリスト教、カトリック教、仏教、道教、イスラム教の五大宗教が揃っています。

気候

本渓は、温帯湿潤気候に属しています。
全地区の年間の平均気温は7月8日度から9月3日度で、一番暑い7月の平均気温が24.3度、一番寒い1月の平均気温が零下14.3度であります。
雨の量もわりあい十分にあり、年平均の降水量が709月3日から982.5ミリメートル。
そのほとんどが7、8月に集中しています。
また、日照時間は一年間で20009月5日から2451.2時間です。
一年をまとめてみると、春はおだやか、夏は暑くて雨が多く、秋は空高く空気がさわやかで、冬は氷と雪にとざされます。

地下資源

本渓には、豊かな自然の資源があります。
すでに発見された地下の鉱物資源は100あまりにもなります。
主に、鉄、石炭、銅、鉛、石灰石、石膏、火にも耐える質の粘土などです。
量が豊富で、高い価値をもっていて、本渓市の工業の発展に貴重な原料を供給してきました。
本渓市の産する鉄は「人参鉄」とよばれ、国内・国外で、最上質の鉄鉱石と認められています。

特産物

本渓市は、遼寧省東部にある、自然の木がたくさん生えている場所です。
森林が2,752万立方メートルにわたって蓄えられていて、土表面を森林がおおう割合は実に61パーセントにもなります。
山林の特産物は、主要なものはニンジン、ヤマモモ、わらび、クロキクラゲ、チョウセンゴミシなどの山菜などが豊富に取れます。
桓仁満族自治県は、有名な「人参の郷(さと)」です。人参を栽培し、改良してきた長い歴史を持っています。
ここが、遼寧省の主な人参の産地です。

水資源

本渓市の水資源は、とても豊かで、太子河、渾江、草河、沙河など大小の川が90あまりも流れています。
年間の地表を流れる水量は35億立方メートルで、水力発電をするならば、37万キロワットの電力を起こせます。
現在、すでに30数ヵ所もダムがつくられ、その中の渾江ダム、観音閣ダムの水準備量は、34.6億立方メートルから21.6億立方メートルに達しています。
水力発電に利用することが実現したら、年間の発電量は1月4日億キロワットになるし、洪水を防ぐ力にもなり、田畑へのかんがい用水としても役立ちます。
このほか、豊富な水資源は、魚の棲みかを多くしています。養殖にもいい条件を与えるのです。
本渓市の川魚は、すこぶる多く、コクチマス、ニゴイなどが当地の特産の魚となっています。
近年、アメリカのニジマスをここで養殖することに成功し、本渓市の魚類には、さらに一つのすばらしい種が加わることになりました。

工業

本渓市の工業へのとりかかりは比較的早く、国家の重要な工業地帯となっています。
それは鉄鋼、建材、化工などが主な産業となり、機械、金属、軽工業、紡績、電子、医薬などのすべての工業体系を含んでいます。
そして、一つの発展しつつある工業都市になっています。
市内には、現在、工業会社が1,000企業以上あり、その中で、国でも大・中規模企業にあたるのが40数企業あります。
本渓鉄鋼会社は、国の特大規模の企業で、全国十大鉄鋼連合会社の一つです。
本渓セメント工場と、工源ブランド、長白山ブランドのセメントは国内でも有名です。
非鉄金属では、銅、テングステンなどは本渓市が国内の主要な生産地です。
近年、本渓北台鋼鉄総合会社、本渓第三製薬会社などの企業が急速設立され、本渓市の総合的な経済力をまた一歩増強することになりました。

交通と通信

本渓の交通は便利で、通信は発達しています。
鉄道、国道、航空、それぞれの交通網が網羅され、世界最先端のレベルの移動通信、極超短波などの多くの手段を駆使しています。
本渓市は、沈丹、渓遼、渓田鉄道の交差点にあり、貨物列車、旅客列車は北京、青島、沈陽、大連、營口、丹東に直通で行けます。
本渓市が現在持っている国道(市道、県道)は全部で166本、総延長は2,256キロメートルです。すべての村に国道(市道、県道)を通し、村々に汽車を通すことに成功したのであります。
1994年10月、急行専用の専用線路が本渓市と沈陽市と桃仙国際空港を結びました。
本渓市の電話回線の総量は16.7万本で、都市と田舎を一体化させることに成功しました。
同時に、無線、携帯電話など、国際的にも国内でも、特別に迅速に業務に当たっています。

このページの内容に関するお問い合わせ先

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