1. 実施目的
小山市が実施する「間々田地区新設保育所設計業務委託」をより効果的、効率的に進めるため、企画提案をもとに最適な事業者を選定することを目的に、公募型プロポーザルを実施する。
2. 業務概要
業務名
間々田地区新設保育所建設に伴う設計業務委託
委託個所
小山市大字間々田791番1 他
業務内容
業務委託仕様書のとおり
履行期間
契約締結日から令和6年(2024年)10月31日まで
提案限度額
54,000,000円(消費税及び地方消費税を含む)
3. 参加資格
プロポーザル実施要領のとおり
4. スケジュール
内容 | 日程 |
---|---|
1.実施要領等の公表 |
令和5年(2023年)8月28日(月曜日) |
2.参加資格等に関する質問書の受付 |
令和5年(2023年)8月28日(月曜日)から令和5年(2023年)9月5日(火曜日)まで |
3.参加資格等に関する質問書の回答 |
令和5年(2023年)9月11日(月曜日)予定 → 9月8日(金曜日) |
4.参加表明書等の受付 |
令和5年(2023年)9月12日(火曜日)から令和5年(2023年)9月14日(木曜日)まで |
5.一次審査(書類審査) |
令和5年(2023年)9月15日(金曜日) |
6.一次審査結果の通知 |
令和5年(2023年)9月19日(火曜日) |
7.技術提案に関する質問書の受付 |
令和5年(2023年)9月20日(水曜日)から令和5年(2023年)9月22日(金曜日)まで |
8.技術提案に関する質問書の回答 | 令和5年(2023年)9月29日(金曜日)予定 |
9.技術提案書等の受付 | 令和5年(2023年)10月30日(月曜日)から令和5年(2023年)年10月31日(火曜日)まで |
10.二次審査(面接審査) | 令和5年(2023年)11月10日(金曜日)午前中 |
11.二次審査結果の通知・公表 | 令和5年(2023年)11月16日(木曜日)予定 |
5. 仕様書、実施要領、様式等
- 業務委託仕様書 [PDF形式/534.73KB]
- 位置図・敷地図 [PDF形式/699.82KB]
- 要求水準書 [PDF形式/3.33MB]
- プロポーザル実施要領 [PDF形式/751.55KB]
- 質問書(様式1) [WORD形式/23.31KB]
- 質問書(様式1) [PDF形式/193.47KB]
- 参加表明書(様式2) [WORD形式/20KB]
- 参加表明書(様式2) [PDF形式/203.41KB]
- 事業者概要・実績等(様式3) [WORD形式/32.72KB]
- 事業者概要・実績等(様式3) [PDF形式/307.48KB]
- 技術提案書(様式4) [WORD形式/20.78KB]
- 技術提案書(様式4) [PDF形式/193.93KB]
- 概算工事費内訳署(様式5) [WORD形式/23.53KB]
- 概算工事費内訳署(様式5) [PDF形式/216.76KB]
6. 参加資格等に関する質問書の回答(令和5年9月8日 更新)
8月28日から9月5日に受付した質問書について、以下のとおり回答します。
なお、参加表明書等の受付締切は、9月14日(午後5時)必着です。期間が限られておりますので、ご注意ください。
7. 一次審査結果の通知(令和5年9月19日 更新)
9月19日(火曜日)、一次審査の結果を参加者宛て個別にメールで通知しました。届いていない場合は事務局までお問合せください。
締切日までに22者から参加表明書の提出があり、うち6者に技術提案書の提出要請を行いました。多数のご参加ありがとうございました。
8. 技術提案に関する質問書の回答(令和5年9月29日 更新)
9月20日から9月22日に受付した質問書について、以下のとおり回答します。
- 質問回答書(技術提案に関すること) [PDF形式/455.95KB]
- 質問回答書 別紙1 敷地参考図 [PDF形式/33.17KB]
- 質問回答書 別紙2 ボーリング柱状図(参考) [PDF形式/737.18KB]
なお、技術提案書等の受付締切は、10月31日(午後5時)必着です。期間が限られておりますので、ご注意ください。
9. 二次審査結果の通知・公表(令和5年11月16日 更新)
審査結果
6者から技術提案書の提出があり、プレゼンテーション及びヒアリングによる二次審査を実施しました。結果は以下のとおりです。
(注記)プロポーザルは、「設計案」ではなく「設計者」を選定するために実施するものです。具体的な設計・デザイン等は協議して決定していきます。
事業者名 | 評価点 | |
---|---|---|
最優秀提案者 | シオダ+DOG設計共同体 | 123点 / 150点 |
次点※ | A社 |
110点 / 150点 |
ー | E社 |
110点 / 150点 |
ー | F社 |
109点 / 150点 |
ー | B社 |
108点 / 150点 |
ー | C社 |
104点 / 150点 |
※2位が同点となりましたが、審査委員の協議により、A社を次点として特定しました。
審査報告書
本プロポーザルの審査経過や審査結果報告を公表します。
提案書および審査委員会講評
提出いただいた6者の提案書を公表します。
今回応募いただいた皆さまには、設計案の検討や制作に多大な労力と時間を費やしていただき心より感謝申し上げます。
(注記)
・提案書は、提案者の技術保護や著作権保護のため、印刷・編集できない設定となっています。
・提案書を、転載・転用・複製・引用等の二次利用を行うことを固く禁じます。
シオダ+DOG設計共同体(最優秀提案者)
シオダ+DOG設計共同体/提案書 [PDF形式/9.07MB]
<講評>
・子どもの生活と遊びを理解し、動と静の両側面を引き受けられる空間となっている。
・地域のシンボルをモチーフにしたデザインや市内で生産される建築材料、地元で生産されるサステナブルな自然素材を採用する提案は、間々田地区の保育所として地域から親しまれる内容になっている。
・わかりやすく熱意あるプレゼンテーションは、みんなのデッキやヨシズひろば、大きな園庭から子どもの歓声が聞こえてくるようなわくわく感があった。
・各保育室の配置、職員トイレの配置、ヨシズひろばの大きさや玄関まわりのスペース感など、扇状諸室の機能性、効率性の確保とともに平面計画詳細にはさらなる検討が必要である。
以下、五十音順となります。
(有)アトリエ慶野正司一級建築士事務所
アトリエ慶野正司一級建築士事務所/提案書 [PDF形式/4.86MB]
<講評>
・周辺環境に調和したデザインや地域に開かれた子育て支援の視点を意識した内容となっており、保育所が地域のプラットフォームになりうる可能性が感じられる。
・スタジアム形式で子ども達を見渡せる安心感があり、防犯も含めて管理しやすい施設となっている。
・子育て支援・地域開放の動線と園児動線が区分されており、利用者にとってわかりやすく施設側にとっても管理しやすい提案となっている。
・だんだんデッキや回廊デッキの安全を確保した運用方法の提案を含め、全体として働く職員への言及が少なく感じられた。
(株)安藤設計
安藤設計/提案書 [PDF形式/8.12MB]
<講評>
・保育エリア・管理エリア・地域開放エリアの3つのエリアが明確になっており、管理がしやすい計画となっている。
・各室―回遊型園路―中庭という平面計画は、内土間・外土間やおひさまデッキの存在とあわせて子どもの好奇心を育み、お気に入りを見つけられる飽きさせない空間構成となっている。
・地球環境への配慮が随所に感じられ、探検ビオトープや緑豊かな植栽計画とともに子どもの環境意識の形成に好影響力を持つことが期待できる。
・短絡路のない回遊型の園舎は移動距離が長くなり、特に職員に日常的な職員室との往来や急ぎの用の際に負担をかけることにならないか懸念がある。
(株)キノアーキテクツ
キノアーキテクツ/提案書 [PDF形式/9.75MB]
<講評>
・乳幼児期の子どもの遊びを充分に理解し、遊びが意欲的に展開されるよう創意工夫がなされている。
・地域に開かれた子育て支援の場となるよう配慮され、活気のある保育所の姿がイメージできる。
・保育室毎にテラスやポーチなどもあり、子ども達が好きな場所で遊べる工夫がなされている。
・ナーサリーステーションは職員と来園者・園児の接点窓口としては有効な提案と考えられる一方、職員が集中して事務を執る環境が不足するのではないかという懸念がある。
(有)西沢立衛建築設計事務所+ミサワホーム株式会社JV
西沢立衛建築設計事務所+ミサワホーム株式会社JV/提案書 [PDF形式/9.03MB]
<講評>
・多様な遊び場があり、乳幼児期に不可欠である諸経験を、保育所生活全体を通して子ども達に保障する空間となっている。
・セキュリティラインの明確化により地域に開かれた保育所の開放性が確保されている。
・屋根が一体式で中庭型の斬新なデザインとなっている一方で最適な機能配置を目指した平面計画や合理的な構造計画の検討がなされており、よく練られた提案であると感じさせる。
・本市間々田地区に立地する保育所としての地域性や物語性が乏しく、また内外とも空間のスケールが単調と感じられた。
渡辺有規・大森一級建築事務所共同企業体
渡辺有規・大森一級建築事務所共同企業体/提案書 [PDF形式/7.29MB]
<講評>
・職員が働きやすい環境整備への視点が多数認められ、子どもが安心して過ごせる園舎計画とともによりよい保育への還元が期待できる。
・唯一の2階建の提案となった園舎は広い園庭の確保を可能とし、昨今の気候変動や災害にも充分対応できる構造計画となっており、省エネルギー園舎の提案も具体的である。
・子ども達の送迎において市道を横断させない工夫や防犯面の配慮が多数あり、安全安心の園生活を考慮している。
・プレゼンテーションを通して提案上の重視したいポイントや事業者ならではの創意工夫が十分に伝わってこなかった。