移住者の声(10)より豊かな暮らしを求めて

より豊かな暮らしを求めて札幌から小山へ。時間と自然と小山の歴史。

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長峰博之さん(40 代、おやま暮らし3年目)

アウトドアやランニング、サイクリングを楽しむ

長崎県が出身で、移住前は札幌に住んでいた長峰さん。

中央アジア史を研究する歴史学者であり、自身の専門分野である中央アジア史を集中して研究するために移住 したという。

「まさか小山に住むとは夢にも思わなかった」と話すように、小山はこれまで縁遠い場所だったようだ。

移住してからは札幌にいた時と同様にキャンプや山登りをする他、自転車を購入して サイクリングも楽しんでいる。

また、冬の時期に雪が積もらないので走る機会が増えた。

毎年春になると開催される「おやま思川ざくらマラソン大会」では、フルマラソンにエントリーしたがコロナ禍で参加できず。

再び開催される日を心待ちにしているという。

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小山だけでなく様々な場所でマラソン大会に出るようだ。

家族5人で暮らしており、職場までは自転車で数分と近いそうだ。

奥さんは小山のお出かけ・イベント・グルメ情報を発信しているブロガーで、休日は家族と出かけて素敵スポットの開拓を楽しんでいる。

そんな長峰さんに、移住するまでのこと、小山の暮らしについて聞いてみた。

「札幌」から「小山」へ思い切って移住

札幌で教員をしていたときは研究こそできたが、集中して取り組む時間があまり取れなかった。

もっと研究のために時間をつかいたい!と転職を考えていたが、長峰さんが専門とする中央アジア史の研究は、全国でも募集がとても少なく、なかなか機会に恵まれなかったそうだ。

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国内の学会に参加する他、海外のフォーラムに参加することもあるそうだ。

ある時、希望条件に合う募集(現在の勤め先)を見つけたが、「家族に迷惑をかけるし、年齢も年齢なのでそろそろ諦めたほうがいいのかな」と思ったという。

引越すとなると、子供たちは転校する必要があり、ブロガーの奥さんの仕事にも影響がでる。

生活環境が大きく変わるので家族に相談したところ、奥さんからの後押しもあって応募をすることに。

無事に採用が決まり、小山に住むことが決まったという。

人生が豊かになったと感じる暮らし

長峰さんは北海道に20数年間暮らしていたが、「自然が恐ろしく素晴らしいし、海の幸も山の幸も豊かですごく好きだった」と話す。

そんな魅力ある土地から移住したが、 小山には小山の自然の豊かさがあるという。

「北海道では校庭で鹿を見かけたことがありましたが、小山では庭にキジが歩いているのを見かけました。思川がとても綺麗で、夕暮れ時になるとさらに素敵な景色になります。まちなかから思川に架かる橋を渡ると田園地帯が広がっていて、ガラリと変わる雰囲気に、おぉ~!と感動しました」と長峰さんは話す。

また、職場環境が変わったことで自分の時間が増え、札幌で働いていた時よりもさらにストレスフリーになったとのこと。

家族との時間も増え、「札幌に住んでいた頃とは違う意味で人生が豊かになった気がします」という。

子どもの誕生日に「ディズニーランド」で遊び、正月は伊豆でキャンプをするなど、家族旅行の行き先も広がったようだ。

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市役所の方々と、小山にある「城山公園」で社会実験としてキャンプをしたこともあるという。

家族のことが心配だったが、奥さんは地域で活動している仲間たちとも出会うことができ、子どもたちも環境に慣れたそうだ。

子供たちからは時折、北海道への未練を感 じることもあるが、小山での生活を楽しんでいるという。

歴史の開拓が実に面白い

小山周辺の様々な場所を訪れ、「素敵スポットを開拓している」と話す長峰さん。

つい最近では茨城県の笠間にある「前山採石場」や「笠間神社」を訪ねたそうだ。

まだ行けていないが、茨城県の古河にある「古河公方跡地」や「静御前の像」も見に行きたいという(インタビュー後に訪問したそうです!)。

「歴史が仕事なので気になってしまって」 と話す。

小山では「小山評定跡」はもちろんのこと、城跡を巡ったという。

他にも、まちなかを歩き、小山の歴史を学ぶことができる「いいとこ教え隊まちなかボランティアガイド」にも 参加したそうだ。

「案内してくれた年配の方々がすごく素敵だったし、小山の歴史が実に面白い。一見、小山には目立つような歴史的な資源は少ないように感じるかもしれ ないが、見えにくいだけで、よく見ると面白いものがたくさんある。まだまだ知らないことも多いので開拓していくのが楽しみだ」と話す。

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「いいとこ教え隊まちなかボランティアガイド」に参加したときの様子。

長峰さんは学校の授業の最初に「歴史は過去の話のようで実は現在につながっている。なので、単なる過去の話じゃなくて、過去を知ると今の見え方が変わる」ことを伝えるそうだ。

長峰さん自身も見え方が変わる体験を何度かしてきたという。

長峰さんはこれからも小山の歴史を開拓し、色々な小山の姿を見ていくのかもしれない。

おやま暮らしを考えている方へ!

長峰さんから、おやま暮らしを考えている方に一言!

一般的には知名度が低いかもしれませんが、大きすぎず、小さすぎず、暮らすにはとてもいいところです。

交通アクセスがすこぶるいいので、どこにでも行けます!小山の歴史を知ると意外に面白い!

長峰さんが思う、移住前に調べておけばよかったことをご紹介!

特にありません。

事前に調べておけばよかったことではありませんが、もう少し大きな 本屋さんが小山にあると嬉しいなと思います。

市役所の方々からのメッセージ

小山市では雪はほとんど降りません(年約1回)ので冬でも生活やアクティビティは快適です。

生活する上でも県内2番目の人口を有する街でもあるため一通りのお店は 揃っています。

ちなみにですが私も市内で野生のキジをみたことがあり感動しました!

生活に不便さを感じずに身近に自然を感じられるのも小山のいいところのひとつですね。

自然、旅行、歴史と多彩な楽しみ方ができ、まさに「豊かな生活」が小山市にはあるかもしれません。

この記事を書いた人

藤本 尚彦

一般社団法人カゼトツチに所属。居場所を増やすこと、個人や団体の想いを地域の方々に届けることをテーマに活動中。

「地域の課題に取り組む方々の想いを届けて、協力者を増やしたい!」

このページの内容に関するお問い合わせ先

田園環境都市推進課 移住定住推進係

〒323-8686 栃木県小山市中央町1丁目1番1号 6階

電話番号:0285-22-9376

ファクス番号:0285-22-9546

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  • 【更新日】2022年1月14日
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