移住者の声(7)暮らしを楽しむ嫁ターン

東京と小山を行き来する、暮らしを楽しむ嫁ターン

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塚田泰弘さん(30 代、おやま暮らし 4 年目)

奥さんのふるさと「小山」に移り住む

移住前は東京都品川区で暮らしていた塚田さん。

奥さんの出身地に移住する「嫁ターン」で小山に移住したのは 2017 年のことだ。

「婿養子なのでいつかは小山へ」と決めていたが、長女の入園と自分自身の転職を機に、移住のタイミングを早めたという。

「子どもが新しい環境に慣れないのでは」と心配だったが、案外すんなりと馴染んだそうだ。

年末年始やお盆の時期には小山に訪れていたので、移住に対する不安は少なかった。

強いて不安だったことを挙げるならば「ペーパードライバー」だったこと。

東京での移動は電車と自転車、そして徒歩だけだったので、帰省の度に運転の練習をしていたという。

塚田さんの住まいは市街地から車で 10 分程のところにある。

田園風景が広がり、すぐ傍には川が流れ、空気が綺麗だという。

奥さんと子ども 2 人、義父母と共に暮らしており、「義父母 が子どもたちと遊んでくれるので、とても助かっている」とのこと。

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小山の田園風景が広がる景色

東京と小山を行き来するワークスタイル

住後の働き方にはどのような変化があったのだろうか。

塚田さんの職場は東京都内、コンサルタントとして人材育成に携わる。

都内の人に小山から通勤していることを伝えると驚かれることが多く、話のネタにもなるそうだ。

通勤時は、まず自 宅から JR 小山駅まで自転車で向かう。

「冬の極寒の中、自宅から駅までの 20 分は苦行」と 話すように、大変な一面もあるようだ。

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のどかな景色を眺めながら川沿いをサイクリング

駅からは在来線を使い、1 時間半かけて通勤。通勤時の車内では仕事をして過ごす。

昨年からはリモートワークが主体になったそうだが、通勤時間が無くなったことで仕事の効率が落ち たという。

それほど、電車内の時間を上手く活用していたようだ。

帰りの車内では動画や読書などを楽しみ、休息をとっている。

JR 小山駅についた後は、駅前 の「Cafe FUJINUMA」や、駅構内の「プロント」でお茶をしながら仕事を片付けることもあるそうだ。

「東京に住んでいた時と比べると朝家を出る時間は早くなりましたが、通勤に関してはそんな に苦ではありません。東京への出勤や出張が多くなると、さすがに帰宅が辛いときもあります。そんな時は都内にある実家に泊まっていますが、気軽に泊まれるホテルやシェアハウス などを市や会社で確保してもらえたら、格段に便利になると思います」

自然の中で子どもと遊ぶ

休日の過ごし方はどうだろうか。

東京に住んでいたときは、屋内で子どもたちと遊ぶことが多 かった。

外で遊ぶときは少し離れた公園まで移動していたそうだ。

現在は自宅の庭や近くの 川沿いで、お花見、虫取り、落ち葉拾い、どんぐり拾いなど、四季折々の遊びを楽しめる。

「私が住んでいるのは JR 小山駅から4km、車で10分ほど離れた田園地帯です。とにかく自然が豊かで、コロナ禍でもゼロ密で近辺を子どもと散歩できます。桜の時期になると『思川』 がめちゃくちゃ綺麗で、春から夏にかけては子どもとの良い遊び場になります。子どもが走り回ったりと、屋外で遊ぶには本当に困らないですよ」

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夕暮れ時の思川で子どもたちと遊ぶ様子

お出かけスポットについても聞いてみた。

「総合運動公園」や栃木市(小山のお隣)の「みかも 山公園」など、子どもと一緒に出かけられる場所は多いようだ。

屋内で子どもたちが遊べる「キッズランドおやま」もお勧めとのこと。

他にも「おやまゆうえんハーヴェストウォーク」では、「メリーゴーラウンド」や「芝生広場」で子どもたちと遊べるだけでなく、大人は買い物を楽しめるので家族で訪れるそうだ。

地域とつながり暮らしを楽しむ

塚田さんは転勤で兵庫、滋賀、愛知など、様々な場所で暮らしてきた。

思い返すと地元である 東京には友達がいて、転勤先には会社の同期や知人がいた。

しかし、栃木には知り合いが いなかった…。

元々あちこちに顔を出す性格だったが、奥さんからは「大人しくしているように」と釘を刺され ていた。

そのまま小山での暮らしが 3 年ほど経過したが、友人が出来ず悶々とした日々を過 ごしていたという。

「何をしているんだろう」と段々と我慢できなくなり、交流を求めて行動する ように。

移住者交流会や地域で開催されるイベントに参加。

小山を盛り上げようと活動している人たちとの繋がりができはじめた。

新たな出会いと、会社で若者のキャリア相談をしていたご縁から、小山と東京の学生、社会人を招いたワークショップを開催。

その他にも、子どもの居場所 づくりに取り組む任意団体「おやまのこや」を立ち上げるなど、今後も活動の幅は広りそうだ。

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「おやまのこや」で活動する塚田さん。休憩時のひととき

「地域活動をするときのハードルが低いことが、小山の魅力の一つだと思います。JR 小山駅前の『Cafe FUJINUMA』や『まちの駅 思季彩館』に立ち寄ると、市役所の人、地域で活動している人と出会えます。何か新しいことをはじめたい!と思った時に相談できるので、本当に動きやすいなと思います!」

おやま暮らしを考えている方へ!

塚田さんからおやま暮らしを考えている方に一言!

子育てや暮らしやすさを考えたら、メリットの方が圧倒的に多いです!

仕事や通勤についても、リモートワークや通勤しながらの仕事など工夫次第で効率は上がると思います。

塚田さんが思う、移住前に調べておけばよかったことをご紹介!

移住に際しては市からのサポートがあります。

しかし、気付いた時には年数が経っていて対 象外に…。

「先に知っておければ」と少し後悔しています。

例えば「東京への通勤手当の申請時期」や「妻の実家に離れを建てたのですが、助成金があったのか」について、調べておけばよかったです。

市役所の方々からのメッセージ

東京圏から奥さんの地元に移住してくる「嫁ターン」近年増えてます。

テレワークが進み、自然豊かな場所に住みながら仕事をすることが中心になるも、偶の東京への出社の際には新幹線や在来線でサッと行けるのは小山市ならではのポイントです。

移住者さんのスタイルに合わせて様々な制度も設けています。

このページの内容に関するお問い合わせ先

田園環境都市推進課 移住定住推進係

〒323-8686 栃木県小山市中央町1丁目1番1号 6階

電話番号:0285-22-9376

ファクス番号:0285-22-9546

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  • 【更新日】2022年1月14日
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