都内への新幹線通勤も快適です
小山市から東京都大田区にある通信建設会社に新幹線で通勤される会田さん。
マイホームの購入をきっかけに、10年前に東京都荒川区から小山市に移住されました。
ご出身は栃木県足利市、大学時代は群馬県、社会人となり東京在住の為、Jターンという形になります。
現在、新幹線で小山市から東京へ通われている理由や感想を詳しくお伺いしていきます。
移動時の選択肢が多い新幹線通勤
「通勤は苦ではないですね」とおっしゃる会田さん。現在の通勤時間は1時間30分。
新幹線通勤は、快適に自分の時間を過ごせるのが魅力で、ダイヤの乱れが非常に少ないことも強みと感じていらっしゃいます。
「東京郊外や、東京隣県の千葉県、埼玉県から通勤して いる職場の仲間と比べても通勤時間は変わりません。」
「車内では、新聞や本を読んだり、音楽を聴いてリラックスしています。また仮眠もとりやすい為、リフレッシュすることが可能です。」
新幹線は座れる上に、スペースが確保されている為、通勤時に「できる事の選択肢は多い」というメリットがあります。
車窓からの景色が心を癒してくれる。
小山市と東京を行き来する通勤では、四季を目でも楽しむ事ができます。
「都内は自然が少ないので、四季の変化を感じづらいと感じていました。」
「また私は高校・大学とワンダーフォーゲル部だったこともあり、山が好きなんです。新幹線通勤では、栃木の男体山、群馬の赤城山、長野の浅間山、埼玉の秩父連山、そして遥か彼方に聳え立つ富士山と、車窓から見える景色に心が癒されます。時には『男体山に雪が積もり始めたな』と冬の訪れを感じることもあり、四季折々の景観を楽しんでいます。」
新幹線通勤は、利便性だけでなく、「車窓からみえる栃木の自然」や「日照時間の変化」などから、四季の移り変わりを感じながら生活していける。
そんな付加価値も与えてくれます。
キッカケはマイホームの購入
「新幹線通勤(移住)は、マイホームの購入を検討し始めたことがきっかけでした。」
ご結婚をされ、最初は東京都荒川区のマンションに奥様と二人暮らし。
30歳になった際に、一戸建てのマイホームの購入を真剣に考え始めたそうです。
今までの経験上、手狭なマンションは選択肢に入らなかった為、一軒家を検討。当初は、東京郊外で探すが、通勤時間は変わらないという点で、隣県である埼玉も探すように。
そうしていく中で、お互い生まれ育った栃木県が「東京郊外」や「隣県」と通勤時間があまり変わらない事に気付かれたそうです。
そこから、小山市を本格的な候補地として検討し始める事に。
「『通勤や仕事』の事もしっかり考えましたが、『余暇の過ごし方』を考えた時に、居住空間や自然環境など、ゆとりがある生活という面に重きを置き、小山市を選びました。」
最大の決断ポイントは生活環境。
「栃木県は、災害が少ない点も判断材料の一つでした」
小山市は海や山からも遠く、そういった自然災害の影響がほとんどありません。
また、会田さん夫妻にとって出身県であり、 お互いのご両親が近いということもあり、小山市の魅力が増していきました。
更に、将来の子供の生活環境を考え、学校の校庭や公園が「広く・緑が豊富」だったところも気に入り「子供が思いきり遊べる場所」だと思えたそうです。
現在は庭で家庭菜園をし、ピーマン、なす、トマト、アスパラガスなどの栽培を楽しまれています。
「子供にも『食物の生育と収穫の喜び』を体験させられることが醍醐味」という、環境を活かした教育的視点もお持ちでいらっしゃいます。
在来線でも1時間半ですから。
隣町である栃木県野木町にある北欧雑貨店のバイヤーをしている美香さん。お仕事で都内に行く事も多いそうです。
美香さん:「お仕事で都内の展示会などに出向く際、恵比寿まで湘南新宿ラインで1時間半なので、遠いという感覚は無いですね。小山駅近辺にお住いの方達は、同様に埼玉や都内に通勤されていらっしゃる方が多いです!」
「あと、主婦目線で『洗濯物や布団』に関して、都内だと排気ガスや飲食店の臭いなどが心配で外になかなか干せませんでした。今は毎日外に干せるのでとても気持ちいいです。」
「産婦人科や幼稚園の数も多く、選択肢があることも魅力でしたね。総合病院や小児科も充実しているので暮らしやすいですよ!」
どこに軸足をおくか考え、優先順位をつけると良いと思います!
新幹線通勤(移住)を検討するにあたって、その検討軸は「家族」「仕事」「プライベート」などが代表的でしょうか。
会田さんは「メインの軸」をどこに置くかが大切だとおっしゃいます。
「仕事中心なら都内が便利ですが、その分、欠けてしまう所もあります。小山市は都内にも近いので、通勤は自分次第で工夫できますし、私としてはイメージしていたよりだいぶ快適でした。」
「なんとなくの感覚だけでなく、実際に新幹線に乗ってみたり、小山市の街を体感して頂く事をお勧めします。友達が遊びに来た時に『栃木って意外と近いね!』とよく言われるんです。距離的には遠い印象があるかもしれませんが、実際はそんな事ないんですよね。」
マイホーム購入をきっかけに、ご自身の「余暇の過ごし方」や「子供たちの生活環境」を再度しっかり考えた会田さん。
通勤にかかるコストに関しても、事前に市や会社の補助制度を確認されました。
小山市は栃木県の「新幹線が停車する市」の中で一番都内に近い市。適度な自然も、交通アクセスの利便性も兼ね備えた環境です。
会田さんの「過ごしたいライフスタイル」と「お仕事」の両立を実現するライフプランは、移住を検討する方々にとって、1つの魅力的な選択肢となるのではないでしょうか。