移住者の声(13)小山で活動する人たちと交流しながらアイディアを広げる

地元で築いた仕事を移住後も続け、小山で活動する人たちと交流しながらアイディアを広げる

働く環境の変化から移住を検討し始めました

森谷さんはオンラインの音楽スクールを運営しています。

音楽制作関係やボイストレーニングなどの多様なコースが揃うスクールには、音楽活動や副業を始めるために通う生徒さんも多いそうです。

各コースは専門の先生が教えており、それ以外の事務作業や体験レッスンの日程調整などはすべて森谷さんが担当しているといいます。

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森谷 貴晴さん(30代、おやま暮らし10 ヵ月)

今でこそオンラインで仕事をすることが多い森谷さんですが、移住前は東京都町田に住み、都内のライブハウスやレコーディングスタジオで音響やサウンドエンジニアを担当する仕事もしていました。

そういった現場での仕事環境は、コロナ禍になってから変わり始めたといいます。

「予定していた現場での仕事が急遽なくなり、押さえていたスケジュールがキャンセルになってしまうことが何度かありました。業界全体として仕事が減っていることを実感しましたし、他に仕事のある自分があえて現場に行く必要がないかもしれない、と思うようになりました」忙しくなってきたオンラインスクールに専念したい気持ちもあったと話す森谷さん。

働く環境の変化がきっかけとなって、移住を検討し始めたといいます。

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仕事に使用する音楽関係の機器

地元で築いた関係性をそのままに、栃木で仕事の可能性を新たに探る

森谷さんは2年ほど神奈川に住んでいたこともありますが、それ以外は地元の町田で暮らしてきました。

町田は、東京方面にも神奈川方面にもアクセスしやすく、東京と神奈川の玄関口として知られています。

一方で、「駅前にはビルが密集していたが、駅を少し離れると虫の音が聞こえる」と、田舎な一面もあったことを話してくれました。

そんな町田を暮らしの拠点とし、20 代の頃から音楽制作やサウンドエンジニア、音楽講師などの活動をしてきた森谷さん。

これまでの暮らしについて聞いてみると、次のように話してくれました。

「東京も楽しい。だけれども、何があるから東京に行くのかを考えたときに、特に見つかりませんでした。色々な人たちとの付き合いはありましたけれど、それは通える距離であれば変わらないと思いましたね」

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電車の移動中に仕事を進める森谷さん

そんな思いもあり、思い切って引っ越すことを決断した森谷さん。

ちょうど新たな事業展開として、外国人向けに日本語のオンラインレッスンの提供と、日本への観光につながる取り組みを実施したいと考えていた時期だったといいます。

そこで候補となったが栃木県。

日光などの観光資源と連携していきたい思いから、身を投じるために移住先として栃木を選んだといいます。

「栃木で暮らす場所を探していくうちに、宇都宮市、栃木市、小山市の3択になりました。オンラインスクールを運営しているので、ネット回線が早いところで絞り込んだ結果、小山に住むこと決めました」

綺麗な部屋でネット回線が速く、家賃も安いため、不満はほとんどないと話す森谷さん。

移住後はどのような生活を送っているのでしょうか。

ここからは小山の暮らしについて、もう少し詳しく見ていきたいと思います。

小山で活動する人と交流しながらアイディアを広げる

オンライン音楽スクールの仕事は移住前とあまり変わらず、家で作業することが多いと話す森谷さん。

情報収集や音楽制作、生徒さんの目標や状況確認の他、生徒さんにお勧めの音楽制作機器を伝えるために記事を書くこともあるそうです。

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家で仕事をする森谷さん

小山に移住したことで感じる変化は、事前に電車がくる時間を調べるようになったことと、フランクに立ち寄れるコミュニティが少ないことだといいます。

「東京では現場に行けば人と人が自然と繋がっていくようなコミュニティが何ヵ所もあった」と話す一方で、「小山は出会ったら付き合いが濃い気がする」と話してくれました。

「小山に来た当初は何のつながりもなく、友達もいませんでした。あるとき、小山にある音楽スタジオの方にメールをして実際にお会いしたのですが、そこから交流が続き、今では飯を食べにいったり、飲みにいったりする仲になりました」

また、小山に来て始めたコミュニティFM「おーラジ」の番組では、小山市内の事業者さんや音楽スクールの生徒さんを招いて、定期的に放送をしているといいます。

「ラジオを始めようと思ったきっかけはスクールの広報だったのですが、生徒さんが作った曲を流せるし、ラジオを通して地域の方々との新たなつながりが生まれるのでいいですね」

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番組名「君にフォーカス」にあわせてオリジナルパーカーを制作

ラジオ番組を通して、小山で活動する人たちと関わる機会も増えたという森谷さん。

続けて、アイディアを考える時間が増えたことも話してくれました。

「家を出て地域で活動する人たちと出会うことで、アイディアが膨らむこともあります。東京にいた頃と比べると情報量は減ったが、その分アイディアを考える時間が増え、幸せな時間に追われていますね」

小山に来てから約10 ヵ月。森谷さんはこれからも小山で活動する人たちと出会い、様々なアイディアを形にしていくのだと思います。

おやま暮らしを考えている方へのメッセージ!

森谷さんから、おやま暮らしを考えている方に一言!

地方独特の文化があるようで、仲良くなると皆いい人ばかりです。

東京から北をお考えの方は、アクセスも良いので是非ご検討ください!そして、友達になりましょう!

森谷さんが思う、移住前に調べたことをご紹介!

周りの景観やどんなお店があるかを大事にしていたので、候補となっていた住まいの周辺をグーグルマップのストリートビューを見て確認しました。

森谷さんの活動をご紹介!

市役所の方々からのメッセージ

移住されて間もない方にとって、地域のコミュニティとつながるというのは少々ハードルの高いことだと思います。

そういった方におすすめなのが、森谷さんも何度か参加してくださっている「Oyama Beginner」。

移住者さん同士の交流はもちろん、小山で活動するさまざまな分野の方々と出会うことができ、交友関係が広がるきっかけになると思います。

この記事を書いた人

藤本 尚彦

一般社団法人カゼトツチに所属。居場所を増やすこと、個人や団体の想いを地域の方々に届けることをテーマに活動中。

「地域の課題に取り組む方々の想いを届けて、協力者を増やしたい!」

このページの内容に関するお問い合わせ先

田園環境都市推進課 移住定住推進係

〒323-8686 栃木県小山市中央町1丁目1番1号 6階

電話番号:0285-22-9376

ファクス番号:0285-22-9546

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  • 【更新日】2022年6月3日
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