移住者の声(16)リノベーションした住まいから大宮へ通勤/那須塩原市から移住した石内夫婦

大宮駅近くの職場まで通う石内夫婦は、2023 年、那須塩原市から小山市にUターンしました。小山市は、夫の宏幸さんの地元。妻の佳那子さんの妊娠をきっかけに、家族のサポートが受けられる小山市への移住を決めたとのことでした。

移住後は自分たちでリノベーション(建物内の改修)した住まいに暮らし、新幹線通勤をしている石内夫婦。これから子育てが始まるおふたりに、仕事のことや通勤のこと、日々の生活についてお話をうかがいました。

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小山駅の次は大宮駅。すぐ着き、座れる、新幹線通勤

おふたりは結婚後、茨城県古河市で暮らしていました。

小学校の先生をしていた妻の佳那子さんは結婚を機に転職。その後、かねてより関心のあった児童発達支援の現場で子どもたちのサポートをしています。

夫の宏幸さんは野木町の中学校教員でしたが、異動があり、那須塩原市に夫婦で移住。
その後、宏幸さんも転職し、通信制高校のサポート校でキャンパス⾧として働いています。
おふたりとも職場は大宮。通勤時は住まいから小山駅まで車を走らせ、駅からは新幹線で通勤していることを話してくれました。

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「朝は15 分間隔くらいで新幹線がでていて、大宮駅までは16~17 分で到着します。
座ってちょっとLINE をチェックしている間に着いた!みたいな感じですね。乗車時刻や時期にもよりますが、那須塩原駅が始発の“なすの号”は座れることが多いです」

通勤時間帯は新幹線の本数が多く、始業時間に合わせて移動ができるとのことで、妊娠中は“なすの号”を選んで乗車していると話してくれました。

初めての子育て。家族のサポートが受けられる地元を選択

那須塩原市で暮らしていた時のお話も伺いました。

駅近の周辺にアパートが多いエリアで暮らしていたこともあり、新幹線通勤者や移住者が多い印象で、生活の不便さは特に感じなかったとのこと。

強いて言えば、買い物へ行くスーパーの選択肢が限られていたそうですが、山の方にある那須街道までは車で20 分ほど。観光地が近くにあり、週末に出かける楽しみがあったと言います。

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夫婦で談笑している様子。佳那子さんはカフェ巡り、宏幸さんは音楽やDIY が趣味とのこと。

そのような日々を過ごすなか、佳那子さんが妊娠。子育てのことを考え、小山市への移住を決めたと、夫の宏幸さんが話してくれました。

「職場のある大宮近郊で暮らす選択もありましたが、たまたま祖母が所有していた空き家が小山市にありました。傍に両親も住んでいるので、家族からのサポートも受けやすい。子育てしやすい環境があったので地元に戻ることにしました」

妻の佳那子さんは産休と育休、宏幸さんも育休をとり、出産後の子育て計画を立てていた石内夫婦。チャイルドシートの購入準備や、子ども用の肌着を買うなど、ゆるやかに準備を進めていると話してくれました。

住まいの準備。移住前に空き家をリノベーション

小山市への移住を決めた後、毎週末空き家へと足を運んでいた石内夫婦。約半年ほどの期間をかけてリノベーションし、現在の住まいが完成しました。

おふたりともリノベーションは未経験でしたが、DIY 関連の動画を参考にしながら作業を進めたと、夫の宏幸さんが話してくれました。

「もともとプラモデルが趣味で、食器棚などの家具を作ることもしていました。そういう経験もあったので、手先は器用なほうだと思います(笑) 建物内の砂壁を漆喰で塗ったり、塗装したり、色々とやりました。サイズに合わせて木材を切ったり、高さを合わせたり、畳だった床をフローリングに張り替えるのは特に大変でしたが、お気に入りの住まいとなりました」

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木材を採寸している様子。家具を作っていたこともあり道具は揃っていたとのこと。

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壁際に設置できる棚の購入を考えたが、欲しいものが見つからず自分たちで作成したという。

動画の真似をすれば意外と出来ちゃうんですねと、笑って話してくれた夫の宏幸さん。
作業の様子を窓越しからちらっと見守っていたという佳那子さんの話は微笑ましく、思い入れのある様子が伝わってくる住まいは、とても居心地の良い空間でした。

程よい田舎暮らし。日々の暮らしを楽しむおふたり

休日は午前中に買い物を済ませ、午後はカフェを探しにお出かけすることが多いと話す石内夫婦。個人経営のカフェでゆっくりと過ごすことが好きで、小山市内のお店を開拓中とのこと。

普段は室内でラジオを流して過ごしているそうで、DIY で創られた棚に置かれたビンテージラジオは、夫の宏幸さんが父親から譲り受けたものだと言います。
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棚の上、中央に置かれている黒いビンテージラジオ。

窓際には日避け用に植えられたゴーヤのツタが空へと伸びていて、「思っていたよりも成⾧しなかったので、日陰を作るのに失敗しました」と、笑いながら話す石内夫婦。

敷地内には小さな畑があり、両親が様子を見にきては、「野菜ができたからいるかー?」といった感じで季節の野菜をもらうこともあるんだとか。

「埼玉の方にも通勤できるけど、田舎の生活もできる。小山での暮らしは程よい田舎暮らしって感じで、居心地がいいですね」と、話してくれました。

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おやま暮らしを考えている方々へのメッセージ

おやま暮らしを考えている方に一言!

新幹線が停まる駅があるので、市外へ通勤する際に便利だと思います。生活に必要な
お店がたくさんあるので買い物に困ることはないですよ。

移住前に準備したことをご紹介!

・家のリノベーション
・新幹線通勤のための支援金について


この記事を書いた人

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藤本尚彦

一般社団法人カゼトツチに所属。居場所を増やすこと、個人や団体の想いを地域の方々に届けることをテーマに活動中。
「地域の課題に取り組む方々の想いを届けて、協力者を増やしたい!」

このページの内容に関するお問い合わせ先

田園環境都市推進課 移住定住推進係

〒323-8686 栃木県小山市中央町1丁目1番1号 6階

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  • 【更新日】2024年3月29日
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