移住者の声(11)小山でゆとりある日常を

新幹線通勤でバリバリ働き、小山でゆとりある日常を過ごす日々。

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秋山泰弘さん(40代、おやま暮らし3年目)

義父母の体調が心配になり小山へ移住

宮城県石巻市出身の秋山さん。

小山に移住する前は横浜で20年ほど暮らしていた。

義父の体調不良をきっかけに、奥さんの地元である小山に移住することを決めたという。

現在は義父母の住まいの隣に家を建て、保育園に通う長男と、小学校に通う長女、奥さんと秋山さんの4人で暮らしている。

秋山さんの職場は東京にあり、移住前と変わらず都内まで通っている。

小山に来てから東京の職場まで新幹線通勤をはじめた。

また、奥さんは移住に伴い転職し、家からほど近い小山の職場に勤めている。

働いているときは、義父母が子どもの面倒を見てくれているそうで、「共働きなので本当に助かっています」と秋山さんは話す。

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休日は撮り溜めたビデオや、動画配信サービスを見て楽しむと話す秋山さん。

平日はなかなか買い物にいけないので、休日にスーパーで 1 週間分の食料を買う他、長女が好きな雑貨屋や「おやまゆうえんハーヴェストウォーク」に足を運ぶこともある。

また、秋山さんはお酒を飲むのが好きで、家族で外食する際も、美味しいお酒が飲めるかどうかのチェックを欠かさないそうだ。

そんな秋山さんに、移住するまでのことや小山の暮らしについて聞いてみた。

環境の変化に伴う心配と新幹線通勤の失敗談

義父の体調が心配になり、小山に移住してきたのは2018年9月のこと。

義父母に会 いに何度か小山に訪れたことはあったが、子どもたちが新しい環境に慣れるか不安 だったという。

「長男が小山の保育園に入れるか心配でしたし、長女が小学生だったので友達との別れが寂しくないか、新しい環境に上手く馴染めるかなど不安でした」と 秋山さんは話す。

そんな心配や不安を抱きながらの移住だったが、長女は小学校に慣れ、長男も希望の保育園に入園することができ、一安心したそうだ。

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子供達は健やかに育っており、日々の充実ぶりを親としても実感している。

秋山さん自身の心配は片道2時間弱の通勤だった。

横浜で暮らしていた時も1時間以上かけて通勤していたが、通勤時間がさらに長くなる。

当初は移動時間が伸びた分、睡眠時間が短くなり、寝不足になることもあったそうだ。

そんな日が続くと、次第に時間の使い方への意識が高まるようで、仕事の効率が向上していったという。

その結果、残業時間が減り、生活リズムが整うようになった。

小山から通勤するようになり気づいたことは、同じように新幹線通勤をしている人が多いことだ。

「座れるけど思ったよりも混んでいる。ガラガラのイメージだったから意外 でした」とのこと。

また、新幹線通勤での失敗談も話してくれた。

「東京で飲んだ後、終電に乗ったのですが寝過ごしてしまって…。起きた時には那須塩原駅にいました。冬の寒い中、宿泊先を探したのですが満室だったので仕方なく野宿をしたことがあります(笑)」

何度か寝過ごしたことがあるそうで、奥さんに迎えにきてもらった際は気まずい思いをしたという。

新幹線で寝過ごしたときの後悔は大きいようだ。

ゆとりある日常を小山で見つけた

秋山さんの故郷は辺りに信号が1つしかないような場所で「田舎自慢なら負けたことがない」という。

それに対して横浜での暮らしは、何をするにも便利で、何でも事足りていたが、時には疲れてしまうこともあったそうだ。

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子どもが走り回れるように、広い園庭がある小山の保育園を選んだ。

「ご年配の方もテキパキしていて歩くのも早いし、電車の席もすぐに埋まるので急いで座ろうとする様子を見てきたりして…。田舎出身だからかもしれないけど、なんだか忙しなさを感じていたのかもしれません」と秋山さんは振り返る。

そんな都会と田舎の両方で暮らしてきた秋山さんは、小山での暮らしが自身に合っているという。

「仕事で東京に通うことができて、小山駅から少し離れると自然を感じることができる。この都会と田舎の両方を感じられるバランスの良さが自分に合っていて、 最近は小山に地元愛のような感覚が芽生えています」と話す。

もちろん合わないこともあり、「大通りが車で込み合ったりすると、俺の求めている小山はこんなんじゃな い!」と思うそうだ。

秋山さんはバリバリ働きながら、ゆとりある日常を求めていたのかもしれない。

小山で飲みたい!交流を楽しみたい!

コロナ禍が落ち着いたら、小山のお店でお酒を楽しみたいという。

「小山は酒蔵が5か所もあるので、美味しいお酒とも出会えそうな気がしています」とのこと。

お勧めのお店があったらぜひ教えて欲しいそうだ。

秋山さんが小山に酒蔵があることを知ったのは、小山市役所が主催する「おやま移住者交流会(現在のOyamaBeginner)」に参加したときのことだ。

「広報小山」に掲載されていた情報を見て交流会に参加し、「御殿広場」で交流を楽しんだ後、参加者と居酒屋にも足を運んだという。

「色んなライフスタイルの人たちと出会えて、面白かったし、 もっと話してみたい。自分と同じように何気ない会話を楽しみたい人はいるんじゃないかな。こういう交流の場を設けてくれるのはありがたいです」と話す。

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2019年の「おやま移住者交流会」の様子。「ピクニックマルシェ」の一角で交流会を実施。

最後に小山でやってみたいことを聞いてみた。

「小山に住む他の家族の方々と BBQや旅行ができたらいいな。移住者交流会で出会った人たちと飲んで、これから小山でどんなことをしてみたいかも聞きたいです!」

これからは小山で交流を楽しむ時間が増えていきそうだ。

おやま暮らしを考えている方へ!

秋山さんから、おやま暮らしを考えている方に一言!

都会と自然の両方を享受でき、個人でも家族でも穏やかな生活を送れるとても素敵な場所だと思います!!

秋山さんが思う、移住前に調べておけばよかったことをご紹介!

調べておけばよかったことは特にありません。

移住に必要な手続きは市役所の人に聞くと教えてくれます。

新幹線通勤に年齢制限はあるのが少し残念でしたが、住宅を建てるときに活用できる補助金制度があるのがすごくありがたかったです。

市役所の方々からのメッセージ

秋山さんのような子育て世代や新幹線通勤されている移住者さんは、たくさんいらっしゃいます。

しかし、日常生活ではなかなかつながる機会が少ないため、小山市では移住者さん同士の交流会を開催しています。

交流会といっても堅いものではなく、マルシェでお買い物をしてお話したり、焚火をしたり、オンラインで酒蔵の蔵元さんや醸造家さんのお話を聞きながらお酒を飲んだりと、楽しみながら交流できます。

小山のことを知りながら、似たような境遇の方と仲良くなっていただく機会を増やし、より豊かな「おやまライフ」を送ってみてください。

この記事を書いた人

藤本 尚彦

一般社団法人カゼトツチに所属。居場所を増やすこと、個人や団体の想いを地域の方々に届けることをテーマに活動中。

「地域の課題に取り組む方々の想いを届けて、協力者を増やしたい!」

このページの内容に関するお問い合わせ先

田園環境都市推進課 移住定住推進係

〒323-8686 栃木県小山市中央町1丁目1番1号 6階

電話番号:0285-22-9376

ファクス番号:0285-22-9546

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  • 【更新日】2022年1月14日
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