内容
小山市では、民間の柔軟な発想による公園の魅力・市民サービスの向上、使用料等の徴収による市の負担軽減を図ることを目的とし、「小山総合公園」「城山公園」「間々田八幡公園」「小山思いの森」の4公園について、令和2年9月14日から公園活用事業提案の募集を行いました。
募集の結果、5事業者(小山総合公園4事業者、城山公園1事業者)から応募があり、学識経験者等で構成される公園活用事業提案募集選定委員会(※)による審査を行い、2事業者を協議対象者として選定いたしました。
※造園・文化財の有識者(女性)、金融機関関係者(男性)、公園事業経験者(男性)、市内公園等愛護里親会会長【公募】(男性)、市内子育て世代【公募】(女性)、市内大学生【公募】(女性)、所管部長(男性)の7名で構成
審査方法
選定委員会による参加資格審査、提案内容審査(ヒアリング)
協議対象提案概要
小山総合公園
(1)事業者名
協働おやまいち ※3事業者連合体
- アクリーグ株式会社(小山市外城81番地9)
- 株式会社グレイド(小山市土塔229番地3)
- NPO法人在宅はたらき隊(小山市城東2丁目26番地18号)
(2)事業名
小山総合公園におけるフリマ&ファーマーズマーケット『おやまいち』の定期開催
(3)事業概要
フリーマーケット&ファーマーズマーケットの定期開催と移動販売の誘致
(4)公園活用方針
広いオープンスペースを活かし、フリーマーケットや地元農家や家庭菜園者によるファーマーズマーケットを定期的に開催し、それに合わせて地元飲食店による移動販売の誘致を行い、市民が主体となり地域コミュニティを醸成する公園空間づくり、子供から大人まで、世代を問わず交流できるような公園空間づくりを行う。
(5)選定委員会講評
- 年間を通してイベントを民間資金のみで開催するという提案であり、類似の実績を豊富に持っていることから実現可能性を高く評価した。
- 提案者は、市内の3事業者で構成されており、小山の子育て環境、高齢者の健康づくりなど市が抱える課題解決を図りたいという熱意を有していたことも評価に値した。
城山公園
(1)事業者名
株式会社Backpackers' Japan (東京都台東区蔵前2丁目14番13号)
(2)事業名
飲食施設とアウトドアを軸とした公園活用事業
(3)事業概要
飲食施設、デイキャンプサイト、イベント(青空図書館、キッチンカー等)の運営
(4)公園活用方針
小山の「憩い・集う」公園として、地域の「人」と訪れる「人」が交差する、街の開かれた場所を整備する。
- 史跡に配慮しつつ、歴史背景や地形を活かし、誰もが気軽に利用できるイベントを開催。日常的に子供が利用する場所にし、自然に歴史に触れる環境を作る。また、歴史資源の保全にも積極的に取り組み、次世代に語り継ぐ為にスタッフが案内人を担う。
- 思川桜を活かし、お花見スポットとして小山市の賑わいとなる公園を創出する。
- 公園に隣接する思川の河川敷を日帰りで利用できるデイキャンプ場として活用し、身近な自然を体験するコンテンツとして地域の方や旅行者を誘致する。
(5)選定委員会講評
- 城山公園の特徴を理解し、史跡である特徴を生かした歴史ガイドの配置、自己資金での飲食店設置、隣接河川敷でのデイキャンプ事業、青空図書館事業など公園の魅力向上に資する提案高く評価した。
- 小山生まれで高校まで小山在住であった本事業の主担当者が、生まれ育った小山をよくしたいという想いで、会社に事業提案(説得)し、応募に至った点が好印象であった。
- 事業者は、東京や京都で宿泊事業の実績を有しており、将来的に需要回復が見込める外国人旅行者等に対して、小山の魅力を発信し、集客するという提案も市にとってメリットが大きく評価に値した。
※各事業内容は、今後の協議等により変更となる場合があります。
※「間々田八幡公園」「小山思いの森」については応募がありませんでした。
今後の予定
- 令和3年3月 小山市との詳細協議、基本協定の締結
- 令和3年度 小山総合公園での事業開始
- 令和5年度 城山公園での事業開始
※予定は、新型コロナウイルス感染症拡大の状況や、今後の協議等により変更となる場合があります。