小山駅西口周辺エリアは、駐車場や空き地等の低未利用地が増加する、都市のスポンジ化の進行が課題となっています。
このような状況を打開するため、これまで注目されることの少なかった公共空間を活用し、オープンテラス設置により賑わいをつくり出すことで、空き店舗等への出店促進を図り、小山駅西口周辺のエリア価値を高めることを目的に、祇園城通り周辺において、店舗協力のもとオープンテラスを設置する取り組み「#テラスオヤマ」を実施しているところです。
そのような中、長年にわたり地域の方々に親しまれた、祇園城通り沿道の食堂「味のプロムナード 冨士屋」が、令和2年春に解体され更地となったことから、空き地の新たな利用方法とまちの賑わいづくりを検討するため所有者と交渉を重ねたところ、ご厚意により、令和5年3月まで市が無償でお借りすることになりました。
この空き地を活用し、#テラスオヤマと一体となって祇園城通り(ストリート)の活性化に資すること、さらには地域の人々の日常を豊かにすることを目的に、市民参加型によるポケットパーク整備・運営を行い、遊休不動産の利用方法とエリアの価値向上の仕組みづくりを検証する民間主体の社会実験が「まちのプロムナード※」プロジェクトです。
※プロムナード(promenade)とは、フランス語で「散歩道」「遊歩道」を意味します。
この取り組みは、「味」の散歩道から「まち」の散歩道に姿を変えて、地域の人々の日常を豊かにすることを目標としています。